かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

プロ意識というもの

2005年02月10日 | 新喫煙防止教室
『ぷろふぇっしょなる』という言葉が好きだ。
「その道のプロ」「職人技」というのに憧れる。

逆にプロ意識のない人には、幻滅する。

今夜のサッカーワールドカップアジア最終予選、
戦うプロの男たちの顔に見とれてしまった。

ほんもののプロのスポーツ選手は、決してタバコを吸わない。
当然だ。
なぜなら、一服のタバコでたちまち体は低酸素に陥り、
運動能力を低下させ、判断力を鈍らせるからだ。

スポーツ選手だけではない。
音楽家も然り。
特に管楽器奏者にとって、歯槽膿漏の原因となるタバコは大敵だ。
”歯抜け”でよい音が出るわけがない。
”肺気腫”になってしまっては、艶のある音作りができるわけがない。

その昔、タバコのCMに、あるオーボエ奏者が出ていた。
彼もスモーカーだ。
もう20年近く前になるだろうか?
歯医者さんで作らせた専用のマウスガードをTVで自慢していた。
もしあれから禁煙していないのだとすると、
今頃は、マウスガードどころではなく、
入れ歯の心配をしなくてはいけない状況になっているのではないか・・・

彼の行きつけの歯科医が、禁煙を上手に勧めてくれる先生だったらよかったのに。
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