幼稚園や小学校が長い休みに入ると、よく祖父母の家に長期間滞在した。
まだ言葉も達者でない年の頃のことだと思う。
明日は自宅に戻るという日の晩には、カバンに着替えなどを自分でパッキングし、「でちた(出来た)、でちた」と喜んでいたという。
旅行の準備をしていると、子供時代のこのエピソードを、祖母が教えてくれたことを思い出す。
海外映画で、恋人とかとケンカして家を出ていく時なんかのシーンで、スーツケースや大きなカバンに、洋服をたたまずにどんどん投げ入れるシーンがよくある。
あれは、真似できない。
たとえ夜逃げするにしろ、大地震で避難するにしろ、あんなパッキングの仕方は、あり得ない。
少なくとも服は、肌に直接触れるものとそうでないものとに分けて、布袋や風呂敷でまとめるし、宿泊が2日以上の時は、化粧品類も洗面時に使うものとそうでないものとに分ける。
荷物は少ないほうだと思うが、それだけに、着替え類を悩み抜いて、場合によっては、ファッションショーみたいなことをしながら厳選するので、時間とエネルギーを要する。
家を留守にする時は、部屋を片付けてから出かけるようにしている。
そのほうが、帰宅したときに、すぐにリラックスできると思うからだ。
3週連続の演奏会本番の最後は、#福島チェロ·コンサート。
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