このところ続けて二本、半幅帯を仕立てた。
先月仕上げた帯は、来月開かれる予定の作品展用にすでに提出済み。
今年の夏はお教室に行かなかったから、着手から仕上げまで4ヶ月くらいかかってしまったけれど、この帯は今日だけ、4時間半くらいでできちゃった!
丸帯からの仕立て直し。
丸帯にしてはわりと柔らかいけれど、それでもそれなりにしっかり厚みがあるので、芯を入れなかった。
だから短時間ですんだ。
丸帯は昭和に入ってからは通常織られなくなったというから、大正時代のものかもしれない。
古いね〜。
古布を手にするとき、いつも思う。
よくぞあの戦争の時代を乗り越えて無事に生き残ってくれましたねえ。
半幅帯というと、浴衣に締める帯というイメージを持っている人が多いかもしれない。
名古屋帯や袋帯と違って、前で結んでくるりと背中にまわせるので、肩周囲炎が辛い今日この頃のアタシにとってはありがたーい帯なのである。
それに帯枕を使わないぶん、締め付け感も減る。
寄る年波に負けてしまいそうになっているアタシを、優しく勇気づけてくれる、そんな帯なんである。
帯締めや帯留めをすれば、前姿も決まるぜい。
それにきっと、和装に明るくない人には、半幅帯も名古屋帯も袋帯も、区別がつかないんである。
だから、普段着には半幅帯でじゅうぶんって気がする。
だけど、浴衣帯とは一線をかくしたい。
まっ、そんなワケで、半幅帯なんであーる。
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