セルフサービスというのはあまり好きじゃない。
たとえばホテルの朝食。
今ではあたりまえとなっているが、ビュッフェ形式はきらいだ。
テーブルと料理台のあいだを行ったり来たりするのは落ち着かないし、お皿にてんこ盛りにして食べているよその人をみると、げんなりする。
ゆったりとテーブルに座って、メニューをながめ、丁寧に給仕してもらうのが、外食の楽しみってもんでしょ。
先日出張中、お昼ご飯のために、お好み焼き屋に入った。
デザートとフリードリンク付きのランチセットというのがあったが、(きっと)おいしくもないデザートや何杯もの飲み物はいらないので、お好み焼きを単品で注文した。
テーブルの鉄板で自分で焼くというセルフサービスは、お好み焼き屋なら必要最低条件だからしかたないとして・・・。
そろそろ食事もおわり、食後の薬を飲むための水がないことに気づき、通りがかった店員さんに「お水をください」といったら、「ドリンクはそちらにありますから、ご自分でお願いします」といって断られたときには内心ぶち切れた。
そもそも、さっきからあっちのテーブルでオヤジがタバコすってるのが気に入らなかった。
そのうえ、店員からこの仕打ちだ。
店内は私をふくめ、3組の客しかいない。
店員はいったい仕事をなんだと思っているのだ?!
帰りがけにドリンクコーナーで水を立ち飲みし、コップをそのまま置きっぱなしにして、ささやかな抗議をした。(オトナゲないけど)
セルフといえば、ガソリンスタンド。
店員がガソリンを入れてくれる店がずいぶんと減って困っている。
普段は自宅から少し離れたセルフでないスタンドに出向いて給油をしている。
昨日、そこで給油をしていたら、店員のお兄ちゃんに洗車サービスチケットというのを勧められた。
洗車3回分が1割くらい、ガソリンも3~5円/L安くなるチケットが、今月限定発売しているという。
1万800円。
かなり熱心に、最後は懇願するようにお願いされたから、店員ひとりあたりのノルマなんていうのがあるのかもしれない。
チケット購入は断ったが、帰りがけ、あることを思いついて言ってみた。
『ところで、あそこの休憩室は全面禁煙にするっていう予定はないの?洗車中、中に居られなくて外で待っていなきゃいけないのよねえ。』
「あ”あ”あ”~・・・・そういう声もあって、検討したこともあるんですけどねえ・・・・」
『もし、全面禁煙にしてくれたら、喜んでチケット買うわ。上司に相談しておいて』
最近は、小学生たちへの喫煙防止教室では、「タバコ対策についての、オトナへの上手な提言のしかた」というのも教えている。
ファミリーレストランなどで、まったく安全でない分煙をやめて、全面禁煙にしてもらうためには、どうしたらいいか?
子供の言うことを取り合ってくれないオトナたちが納得する説明のしかたというのを、具体的に教えているのだ。
こういう交渉も、ひとつの例になるかも・・・などと、心の中でニンマリしたのであった。
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