かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

史上最大

2011年03月12日 | 今日こんなことが
ちょうど病棟ナースセンターで同僚たちといるときだった。

机の下にもぐり、ただ「こわいよ~」と言うしかできず。

揺れは全くおざまらす、電源が切れて真っ暗になったときは、ニュージーランド地震のことが頭をよぎり、もうだめかと思った。

自家発電で照明が復旧し、とりあえず病棟内を急いで巡回。

ご高齢の患者さんたちは意外と落ち着いた様子で、私たちのほうがむしろかなり動揺していた。

医局のある管理棟は耐震性が低く、所々壁が崩れ落ちたりしていた。
デスクまわりはごらんの通り。
こんなところに一人でいたら、パニックになっていたと思う。
病棟で同僚と一緒の時でよかったとつくづく思った。
人的被害は幸いなし。
しかし、突然襲ってきた死の恐怖は、かなりの精神的ショックを与えている。

停電で信号機も麻痺、自宅も恐らく同じく状態であると思われ、それより何より、ひっきりなしに余震が続いているなか、ひとりで夜をすごすのが恐かったので、帰宅せずに病院で一晩をすごした。


携帯にはDMATのメールがひっきりなしに入る。
陸路での移動がままならないので、自衛隊の輸送機を利用して被災地へ向かおうとしている隊もあるらしい。

何もできなくてごめんなさい。


みなさん、気持ちを強くもって、助け合ってがんばりましょう。
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