水出しハーブティー

アイスティーの季節到来。
このところ、美味しいアイスティーの研究を重ねている。
もちろん毎年アイスティーの講座は開催するが、
いつも紅茶に対して、新しい情報を提供できるよう努めているつもりだ。
私は「水出しアイスティー」については疑問をぬぐえないでいた。
85度以上で、美味しいお茶の成分タンニンやカフェインが溶け出してくるのに、
冷たいままで美味しく出るはずがない、と。
ましてや茶葉が開かないではないか、と。

でも、分かったことがあった。
本来の美味しい紅茶の有効成分をしっかりと出したいときは
100度のお湯で出すのが必須だが、
お茶のうまみ成分でありリラックス効果のあるテアニン、アミノ酸は
水の温度に関係なく茶葉を浸けている時間に比例して出てくる。
だから一晩水出ししたお茶は、寝る前やリラックスしたい時にとても効果的。
またハーブティーやフレーバーティーの香りは
低温で浸出したほうがクッキリ表れるということも分かった。

そこで、水出し用ガラスのティーポットを購入。
毎日色んなお茶を出して試している。
渋みのもとであるタンニンが出にくいので、
水出しは子供もごくごく飲める。

お湯だしはリフレッシュに。水出しはリラックスに。
目的別に出し方も変えてみると、同じお茶でも二度楽しめる。
夏のアイスティーのお話。まだまだ次回に続きます。