少し長めのお正月休みも終え、
さあ2020年、私の中でも本格的にスタートしました。
なんだか春はそこまでやってきてるような気がしませんか?
私たちの未来みたいですね♬
お正月、母が倒れたと聞いて、実家に行って来ました。
幸い、たいしたことはなく、疲れがでただけでした。
母がいないと父は何もできません。
コンビニのご飯さえ買えなくて、
オロオロしていました。
私はまず、お湯を沸かしてミルクティーを淹れました。
アップルパイを温め、母の好きなフルーツやヨーグルトを並べました。
父と母と私のアフタヌーンティーが始まりました。
蜜の入った綺麗な林檎を
オリーブオイルとレモン汁、きび砂糖でソテー。
熱々の柔らかい林檎だと病人でも美味しく頂けます。
丁寧にお湯を沸かして
ティーポットに茶葉を入れました。
カップに先にミルクを入れ
熱い紅茶を注ぎます。
「美味しいわね!この紅茶」
と母。
「いつものチャマティーのミルクティーよ」と私。
父は黙って何度もティーカップを口に運びます。
普段話せないような懐かしい昔昔の話をして、
母はみるみる元気になっていき、
父も饒舌になっていきました。
本当に穏やかで、柔らかな時間でした。
ああ、このことだ。
私があの本で伝えたかったことは
このことなのだ
と、帰り道
つくづく感じて嬉しくなりました。
思いやりと温かさ、
心寄せ合う穏やかな時間。
紅茶とお菓子はそんな魔法の時を作ってくれます。
ティータイムは大切な誰かのためでもあり
大切な自分のためでもあるのです。
人生を本当の意味で豊かにしてくれるもの。
それは心の在り方にあります。
美しく、豊かで、心温まるという幸せを、
そう、この本で伝えたい。
2020年も紅茶の世界で
ご一緒に共感できたら
幸いです。