先週の記事<
コンクリート打設>でお伝えしていた<上辺見のすまい>の現場では、予定通り基礎立上りのコンクリート打設が行われました。
打設に先立って据え付けられたアンカーボルト設置状況の確認です。
そもそもアンカーボルトというのは、何!・・・ということで
構造部材や設備機器などを固定するためのボルトで、引張りやせん断など抵抗して動かないようにするためのもの。
木造の土台をコンクリートの基礎に連結させるためにコンクリートに埋め込むボルトで、木造の場合は
建物が風圧力や地震力によって生じる引抜きに耐えるために設ける重要な働きをします。
設置箇所は、土台の継手や仕口、土台切れ端部、及び耐力壁の両端部など、アンカーボルトの間隔は1.7m以内になるように設置。(←うちの事務所の場合)
さらに土台伏図との照合を行い、埋め込む位置を決定します。
アンカーボルトのサイズは、M12、として、ホールダウン金物専用アンカーボルトはM16というあたりが一般的。

据付けられたアンカーボルト、手前にチラッと見えるボルトがM12、そびえたつボルトがM16 GRデジタルⅢ ノートリミング。
立上り部分の打設状況 M16は長さが700㎜、専用の治具を使って固定されます。
打設終了を確認して現場を離れてしまいましたが、この後、セルフレベリング材を流し込んで基礎天端が水平、平滑に仕上がります。
この後、いよいよ大工職の登場!基礎天端の墨出し、土台敷きへと進んでいきます。(^^
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