朝の散歩道から・・・GRⅢx 適宜トリミング
お盆前まではうるさいくらいに聞こえていた蝉の声が、チョットだけ静かになったような?
以前の記事<
百日紅>でも撮っていましたが、サルスベリの花が目につくようになっています。
黄色く目立つオシベは花粉は出すものの染色体を持たない見せかけ倒しのニセのオシベ?だそうです。(^^;)
で、話題をかえて昨日は設計が進んでいる<上辺見のすまい>の地盤調査。・・・と云うことで調査立会いです。
地盤調査は調査会社に依頼して行いますが(何度も書いていますが)うちの事務所では任せっきりにせず可能な限り現場に立ち会うようにしています。
そうする事で、データ紙上ではわかりづらい現場からの声を聞くことで設計にあたっても大いに参考になる、と考えているからです。
調査方法は住宅など小規模建築物の地盤調査の際に一般的な<スウェーデン式サウンディング試験>という方法。
先端にドリルが付いた鉄棒を回転させながら地面に挿し込んでゆき、1m沈めるのに何回転したかで地盤の固さを計ります。
柔らかい地盤だと数回転で沈んでしまいますが固い地盤だと何十回転もさせないと挿し込めない、そんな原理に基づいた調査方法です。
調査に使われる機械は『Geokarte』(ジオカルテ) GRⅢx 適宜トリミング
サウンディング試験とあわせて<表面波探査法>でも調査を行いました。
<表面波探査法>とは、物理探査の一種で、地面をゆらして、その“ゆれ”の伝わる速さにより地盤の硬さを判断するというもの。
地盤に人がわずかに感じ取れる程度の小さな地震を起振機(写真手前)で人工的に発生させ
地面の中を伝わる表面波(レイリー波)の速さを2つの検出器(写真奥)が計測を行いパソコンでその計測値を収集します。
この調査方法のメリットは、結果がすべて数値で、つまり客観的なデータが得られるということです。
さらに、地盤支持力しかわからないSS式試験とは違い、地盤支持力と沈下量の両方を計測でき、必要以上の地盤改良工事を減らすことができます。
写真は回転するロッド音を聴いている調査員。計測データだけでは判断できない「現場の音」を聴いているところ。
私も耳を近づけてみましたが・・・「ウーン?」といったところでした。(^^;)
肝心の結果ですが、報告書の提出を待たなければなりませんが、猿島台地の安定した地層が確認できました。(^^
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