山形建築研究所-BLOG-休憩室

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山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

地盤調査

2024年08月24日 | 上辺見のすまい
朝の散歩道から・・・GRⅢx 適宜トリミング

お盆前まではうるさいくらいに聞こえていた蝉の声が、チョットだけ静かになったような?

以前の記事<百日紅>でも撮っていましたが、サルスベリの花が目につくようになっています。

黄色く目立つオシベは花粉は出すものの染色体を持たない見せかけ倒しのニセのオシベ?だそうです。(^^;)

で、話題をかえて昨日は設計が進んでいる<上辺見のすまい>の地盤調査。・・・と云うことで調査立会いです。
地盤調査は調査会社に依頼して行いますが(何度も書いていますが)うちの事務所では任せっきりにせず可能な限り現場に立ち会うようにしています。
そうする事で、データ紙上ではわかりづらい現場からの声を聞くことで設計にあたっても大いに参考になる、と考えているからです。

調査方法は住宅など小規模建築物の地盤調査の際に一般的な<スウェーデン式サウンディング試験>という方法。
先端にドリルが付いた鉄棒を回転させながら地面に挿し込んでゆき、1m沈めるのに何回転したかで地盤の固さを計ります。
柔らかい地盤だと数回転で沈んでしまいますが固い地盤だと何十回転もさせないと挿し込めない、そんな原理に基づいた調査方法です。

調査に使われる機械は『Geokarte』(ジオカルテ)  GRⅢx 適宜トリミング

サウンディング試験とあわせて<表面波探査法>でも調査を行いました。
<表面波探査法>とは、物理探査の一種で、地面をゆらして、その“ゆれ”の伝わる速さにより地盤の硬さを判断するというもの。

地盤に人がわずかに感じ取れる程度の小さな地震を起振機(写真手前)で人工的に発生させ
地面の中を伝わる表面波(レイリー波)の速さを2つの検出器(写真奥)が計測を行いパソコンでその計測値を収集します。

この調査方法のメリットは、結果がすべて数値で、つまり客観的なデータが得られるということです。
さらに、地盤支持力しかわからないSS式試験とは違い、地盤支持力と沈下量の両方を計測でき、必要以上の地盤改良工事を減らすことができます。


写真は回転するロッド音を聴いている調査員。計測データだけでは判断できない「現場の音」を聴いているところ。
私も耳を近づけてみましたが・・・「ウーン?」といったところでした。(^^;)

肝心の結果ですが、報告書の提出を待たなければなりませんが、猿島台地の安定した地層が確認できました。(^^

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<いまいすみのすまい>完成見学会 参加者募集中です!
日時:9月7日()・8日() 10:00~17:30
場所:宇都宮市今泉町
詳しくは<ウエブサイト>をご覧ください
皆様のご参加申し込みをお待ちしております



ナンテン

2024年06月01日 | 上辺見のすまい
初めて<敷地調査>のために現地へ行ったのが昨年の5月
その後の<プレゼンテーション>でお伝えしていた計画は設計監理契約締結となりタイトルは<上辺見のすまい>へと・・・(^^)v
<上辺見>はいつものように字名からの直球勝負のタイトルで「上辺見」と書いて「かみへみ」と読みます。

そして本格的に実施設計が進む中、今日は既存建物解体打合せ、再利用するものの確認のため、再び現場へと・・・
敷地の中にある既存樹木のうち、どの樹木を残すのか、残す樹木の養生方法などの確認も行ってきました。

残す樹木は<ナンテン> 敷地調査の時に残せたらなぁと思ってカメラに収めていた樹でした。(^^  GRⅢ 適宜トリミング
ナンテンは「難」を「転」ずるというように、縁起の良い敷地のお守りになるような樹木と云われています。

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プレゼンテーション

2023年07月24日 | 上辺見のすまい
先週末には梅雨明けとなった関東甲信地方、カラッと晴れた日曜日は朝から気温がグングン上昇!・・・本格的な夏到来と云った感です。

昨日は、計画が進む住まいのプレゼンテーションでした。
5月の記事<敷地調査>で敷地を確認して・・・と云うか計画のご相談をお受けしたのが昨年10月<屋号>の見学会の頃でしたから
いつものように「事務的ではない?」進捗ぶりです。(^^;)

プレゼンの結果は、期待していたとおり提案をとても気に入って頂けた様子で、ご回答を待って次のステップへということに。


以前にも書きましたが、プランを考え始めるキッカケは様々です・・・敷地を訪ねて屋根のシルエットが浮かんできたり
すまい手との会話の中からや、現在の生活の様子をみせて頂いたり、新たな生活を想像してみたりすることからイメージが浮かんできたり
そのカタチは全体的だったり、断片的だったり、平面的だったり、断面的だったり、ときにはつじつまがあっていなかったり、(^^ゞ・・・
といろいろな形でアイデアやヒントが浮かんできます。



そんな中でも、プランを考えるとき、「敷地の持つ個性を生かす」これは設計の基本だと考えています。
今回は敷地の北側に抜ける視線がプランを考えるヒントになりました。

気になるタイトルですが、まだ(仮)がついていますが<(仮称)上辺見のすまい>
これからまだまだ細かな点を詰めていかなければなりませんが、(仮)がとれるように・・・その展開も楽しみな住まいの計画です。(^^)v


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敷地調査

2023年05月23日 | 上辺見のすまい
汗ばむほどの昨日の陽気から急降下、3月頃の陽気に逆戻りで体がついていきませんよねェ。(^^;)
今日は新国道4号線を南下して、これから計画を始める住まいの敷地調査へ。ありがたいことに忙しくさせていただいております。

事務所を出た時ほどの雨量ではありませんでしたが、現場も雨模様 GRⅢ ブリーチバイパス

計画を始める日が雨降りだと、その現場はずうっと雨降り?
例えば、工事を始めるときの地鎮祭が雨模様だったから、上棟の日も雨に降られるなんて、まことしやかに云う方がいますが
もともと雨男の私、最近は気にならないようになってきています。開き直っている訳じゃありませんが
逆に(←なんの逆かわかりませんが)雨には浄化作用があり、物事を好転させるチカラがある・・・なんて解釈をするようになっています。

現場で見つけたドクダミの花 GRⅢ こんなしっとりとした写真が撮れるのも雨のおかげ。(^^


こちらも現場にある南天の樹、「ナンテンは難を転じる」なんてねッ。(^^;)

さあ、どんな住まいづくりができるのか・・・すまい手家族の笑顔を思い浮かべながら、プレッシャーと共にワクワクする日々が過ごせる仕事が、またひとつ始まります。(^^

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アナログ

2023年02月09日 | 上辺見のすまい
建築計画を進める上では調査はとても重要な部分です。敷地の形状を把握するための<測量>もその手段のひとつです。
計画についての詳しい話はのちのちとして、計画を始める第一歩として敷地の<平板測量>をしてきました。(^^

平板測量は観測地点に平板を水平に据付け、図面上の据え付け位置(図上の平板の位置)に測量針を刺します。
次に目標に目標板付きポールを立て、アリダードの視準孔(写真手前側)をのぞきながらポールと視準糸(写真奥側)の位置を合わせます。
あわせたら平板とポールの距離を測り、図面の縮尺に換算した位置を作図することで対象物の計測をします。


測量針は待ち針を使用しています。(^^;) 写真は2点とも GRⅢ ネガフィルム調 ここのところチョットハマっています。(^^;)


磁北の測量も必要で・・・
アナログなコンパスとiphoneのユーティリティー、デジタルな<コンパス>で測定
どちらの磁北も平板上での測定ではほぼ同じ・・・まあ、当たり前と云えば当たり前。(^^;)

以前の記事<測量>で紹介した専門職による測量と比べるとアナログな測量方法の精度は雲泥の差ですが
敷地形状の把握が目的としていますので、今回は簡易に測量ができる平板測量を選択しました。
精度の違いはあるにしても、現地で実際にスケールの目盛を読むなど寸法を目視で確認できるアナログな平板測量は最適。
学生の頃、実習で経験した記憶を思い出しながらの現地確認でした。(^^)v

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<いまいすみのすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

<いまいすみのすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト