山形建築研究所-BLOG-休憩室

ここは建築設計事務所-山形建築研究所の休憩室です。
・・・・・・・ちょっとひと休みしていきませんか?

山形建築研究所-BLOG-休憩室へようこそ!

山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

感謝

2017年12月21日 | 境町のすまい
10月から工事が始まった<境町のすまい>、今週、無事に竣工をむかえて今日はうちの事務所の完了検査。
なにごとにもおおらかで太っ腹な?すまい手のSさんご夫婦、施主からの手直し事項は何もない(追加工事は若干あり)ということでしたが
ウチのほうからはビシバシとチェック!(笑)・・・でもまあ今回は花マル、良くできました!の工事。短い工期で細かい仕事をしっかりとやって頂いた君島建築さんに感謝です。


以前の記事<天井>でもふれたラワン合板の落ち天井。 以下写真はGR DIGITAL Ⅳ


エアコンのルーバー、布クロスを張った収納扉。

えっ、布クロス?・・・クロスって織物・布 (cloth)のことで、テーブルクロスや壁紙のことで<馬から落馬>みたいに、おかしな言い回し。(^^ゞ
壁紙のことをクロス(布)と云います。
元々は布で出来た織物の壁紙をクロスと言っていたのですが
施工性の良さや値段の安さからビニールクロスが主流になって、織物風のビニールクロスなんてものも出てきて・・・
でも、本物の風合いは、やっぱり本物の織物でなくちゃ出せません。


織物クロスの特徴は、風合い。本物の織物にしか出せない高級感と云ったところ。織目が生み出す自然な凸凹が魅力!

最後になりますが工事期間中、何かとご不便をおかけしてしまいましたが、すまい手Sさんにも改めまして感謝申し上げます。
まことにありがとうございました。


-山形建築研究所-ウエブサイト


野帳場と町場

2017年10月25日 | 境町のすまい
10月11日の大安吉日に解体工事から始まった<境町のすまい>では、既存間仕切りや造作家具を解体が完了して、大工工事が進行中です。
天井下地を組み、新しい間仕切りが造られてきています。今日は現場の確認と打合せのために現場へ行ってきました。



既存壁を解体してみると、外壁回りにグラスウール(10kg/㎥)100㎜の断熱材、まあ、当時はしっかり施工してあるという仕様だったようです。
床部分はもとの設計図に記載のあった50㎜の断熱材を確認した上で既存のフローリングを下地とし、今回の床仕上げをすることにしました。

話が少しそれますが、建築の現場には、一般的にはあまりなじみの無い言葉かも知れませんが、『野帳場』と『町場』という・・・もともと職方の言葉があります。
『野帳場』とは工事を総合的に請け負う元請工事業者(ゼネコン)が、様々な専門の下請業者を調達して工事を行う現場。元請けと下請けはタテの関係。
高層ビルや公共施設など大規模な現場。

一方、『町場』は大工職などの職人や職人を雇用する比較的小規模な業者がヨコの繋がりの分業で工事を行う現場。
また、ひと昔前には『旦那場』というものがありました。大工職等の職方と、大きな商家などの旦那さんが一緒になって造りあげていたようです。
建築に精通して増改築が趣味?と云うような人が建築主である発注者のことを敬って「旦那」と・・・上得意の建築主の現場を旦那場と云ったりしていたようです。
お金持ちの家道楽・・・と云ってしまえばオシマイですが、その時代の文化や芸術に貢献したとも言えそうです。

そして今回の住みながらのリフォーム工事はひと昔前の『旦那場』といった感。(^^)
すまい手・設計者・施工者は<ヨコ>の関係で、「どうしましょうか?」「どうしたらいい?」なんていった感じで現場の打合せが進んでいきます。


そして、この現場は10時・3時の休憩のときに、美味しいコーヒーが味わえるうれしい現場です。(^^)


-山形建築研究所-ウエブサイト



大安吉日

2017年10月11日 | 境町のすまい
見積を快諾頂き工事請負契約の運びとなった<境町のすまい>では家財の移動などの準備が整っていよいよ着工となりました。
キッチンとダイニングという間取りから家族の集まる核となるような家族室(ファミリールーム)へと云ったリノベーション。


まずは内装や家具の撤去工事から・・・です。 撮影は2点ともGR DIGITAL Ⅳ モノクロ ノートリミング。


どこを残して何を撤去するのか・・・工事進捗にあわせて打合せをすすめていきます。脚立が打合せテーブルの代わりに活躍です。

本日10月11日は大安で、造作・婚礼・衣類裁断に大吉といった大安吉日に着工です。(^^)v


-山形建築研究所-ウエブサイト




境町のすまい

2017年09月28日 | 境町のすまい
6月の記事<麦わら帽子>でチョットだけふれたリノベイションのご相談
その後、すまい手であるSさんご夫婦からヒアリングをさせていただき、プレゼンテーション、そして打合せをかさねて計画をすすめてきました。
9月の初めには実施設計がまとまり、約2週間を経て工事をお願いする工務店から見積りが提出されました。

半ば予想していたこととはいえ当初の目論見からすると、<思っていた以上になってしまいます。>
住まいの中心となるキッチンとダイニングのリノベイションと云うことで、こと細かく要望を設計に反映させた結果とはいえ、結果、オーバーはオーバー。(^^ゞ
大きく仕様を変更せずに減額案を検討して再度、工務店に見積りをして頂いたのですが、思ったように減額できずにすまい手にご報告。

すまい手であるご主人のSさんからは、『いろいろと要望をだしていましたからね・・・』と見積りを快諾いただき、工事請負契約の運びとなりました。
で、今回工事をお願いすることになったのは、現在工事が進行中の<鶴田の家_2017>、リノベイション案件<南宇都宮のすまい>でも工事を請け負ってもらった君島建築さん。

工務店選定にあたって、特にリノベイションの場合、設計サイド・工事サイド共にお互いをよく知っているほうが作業もスムーズに進み、工事中の不測事態に対する予備的な予算を削ることができ
請負金額をギリギリまで詰める事ができるので、何度か工事を請け負ってもらっている工務店を選ぶのが得策と考えています。

打合せのために描いたラフスケッチ。60代のご夫婦が暮らす住まいのリノベイション、タイトルは<境町のすまい>

10月中旬から工事着工を予定しています。進捗の報告をお楽しみに。(^^)v

-山形建築研究所-ウエブサイト




麦わら帽子

2017年06月23日 | 境町のすまい
今日は打合せのために朝から<鶴田の家_2017>の現場へ。
基礎底盤のコンクリート打設が完了して、立ち上り部分の型枠組立、アンカーボルトの布設。以下写真は3点ともGR DIGITAL Ⅳ

今日も梅雨前線が南に停滞しているため梅雨の晴れ間、朝から蒸し暑い日になりました。これからの季節、現場では麦わら帽子は必需品です。(^^


午後からの現場調査の前に・・・かつ丼! 現場へ向かう途中の<ツルミ食堂
暑い日にもかかわらず、こんなにボリューム満点の昼ごはん。まだまだ胃腸は元気なことで・・・ちょっと塩分が気になりますが。(^^;

リフォームのご相談をうけて、ヒアリングにお邪魔したお宅のリビングのコーナーで見つけました。

この絵のように素敵なご家族、こちらもワクワクの日々が過ごせる仕事になりそうです。(^^)v


-山形建築研究所-ウエブサイト


<いまいすみのすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

<いまいすみのすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト