久しぶりに長文デス(苦笑
子どもの頃の僕は読書家だった。本屋に行っては親に買って欲しいとせがんだものだ。しかし中々買ってもらえない。何故かって?、それは僕が読む本ってのは、ほぼ「ジャッキーチェン」と「プロレス」、「キョンシー」に限られていたからである。
当時の沖縄ではテレビでのプロレス中継が無かったのだが、宮古島では何故か放送していて、ビデオ屋さんで録画したビデオをレンタルしていた(違法だろw)
なのでオジーとオバーの故郷宮古島に帰る際は暴れてでも付いて行って、おばさんの家で一日中プロレスのビデオを観ていたのを覚えている。
今から7年前、一人の天才レスラーが、試合中の事故によりこの世を去った。
方舟の盟主、ノアの象徴「三沢光晴」その人だ。
三沢光晴の試合は全てが激戦、名勝負と言っても過言では無かった。「プロ」レスラーは相手の魅力と技を引き出してナンボ。その点で三沢の右にでるレスラーはいない。あえてあげるなら蝶野正洋くらいじゃないかと。
ノアを旗揚げしてからのファイトはさらに過激さを増していった。技ひとつひとつの角度が危険なレベルになっていった。プロレス好きの僕は、いつか不幸な事故が起きるのでは、と不安にかられていた。。。
そしてそれは現実になってしまった。
今から7年前の6月13日、試合中に高角度のバックドロップを受けた三沢光晴が、そのまま起き上がれずリングを去った。選手やファンの思いも届かず、三沢は逝ってしまった。
誤解を恐れず言いたい。僕は三沢本人は、「これで良かった」と思っているのではないだろうか。次々と生まれる危険で刺激的な技の数々。「垂直落下式」「高角度」・・・既存の技もどんどんエグくなっていく。そうでもしないとファンの獲得、他団体との違いが表現出来ない。しかしそれがどんなに選手の身体を、命を擦り減らす事になっているのかは三沢自身が当然強く感じていたはずだ。他の選手に不幸な事故が起きるなら、せめて自分に。。。。そう思っていたのではないだろうか。
あれから時代が変わり、プロレス人気が廃り、K-1やPRIDEなどの格闘技一大ブームが日本を席巻。そこからのボクシングブーム。
そして巡り巡って、プロレスに再ブームが訪れた。
残念な事に、人気復興の為に編み出した危険な技をチラホラ見かける。
今こそ7年前の悲劇を思い出して欲しい。教訓を忘れないで欲しい。
僕らファンがプロレスに求めるのは
「潰し合い壊し合い」ではない。
「認め合い、高め合い。」
だ。三沢光晴入場曲は、大好きなジャッキーチェンの主演映画スパルタンXのテーマ曲。その音楽にのせて三沢光晴の在りし日の勇姿を思う存分観て絶叫します。
み・さ・わっ!!
み・さ・わっ!!
み・さ・わっ!!
み・さ・わっ!!
合掌。
http://youtu.be/ihff23YUiiE
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