「11月19日(火)」
「ドラマ「全領域異常解決室」
「登場する神」
「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」
(広瀬アリス)
アメノウズメ(アマノウズメ)は、
日本神話に登場する女神。
『古事記』では天宇受賣命、
『日本書紀』では天鈿女命と表記する
(「命(みこと)」は敬称)。
神名の「ウズメ」の解釈には諸説あり、
「強女(オズメ)」の意とする『古語拾遺』説、
『日本書紀』の表記通り
「髪飾りをした女(鈿はかんざしの意)」とする説
などがある。
「岩戸隠れ」の伝説
などに登場する芸能の女神であり、
日本最古の踊り子と言える。
『古語拾遺』では、
鎮魂(たましづめ)は
天鈿女命から出たものとされる。
一説に別名「宮比神」(ミヤビノカミ)。
大宮売神(オオミヤノメノカミ)と
同一視されることもある。
『日本書紀』一書では、
アマテラスとスサノオの誓約の前、
スサノオが高天原に昇ってくるのを
アメノウズメが見つけ、
日神(アマテラス)に報告した。
岩戸隠れで
天照大御神が天岩戸に隠れて世界が暗闇になったとき、神々は大いに困り、
天の安河の川原に集まって会議をした。
思金神の発案により、
岩戸の前で様々な儀式を行った。
天孫降臨の際、
邇邇芸命(ににぎ)が天降ろうとすると、
高天原から葦原中国までを照らす神
(=猿田毘古)が行く手を阻んだ。
アメノウズメは、
天照大御神と高木神に、
「手弱女だが顔を合わせても気後れしない(面勝つ)からあなたが問いなさい」と言われた。
この時のアメノウズメは
『日本書紀』では次のように記述されている。
「その胸乳をあらわにかきいでて、
裳帯(もひも)を臍(ほそ=ヘソ)の下におしたれて、
あざわらひて向きて立つ。」
つまり、乳房をあらわにし、
裳の紐を臍の下まで押したれて、
あざわらいながら(猿田毘古に)向かって言ったとある。
その後、名を問い質すと、
その神は国津神の猿田毘古神と名乗り、
道案内をするために迎えに来たと言った。
アメノウズメは
天児屋命(あめのこやね)、布刀玉命(ふとだま)、
玉祖命(たまのおや)、
伊斯許理度売命(いしこりどめ)と共に
五伴緒の一柱としてニニギに随伴して天降りした。
アメノウズメは
猿田毘古神の名を明かしたことから
その名を負って仕えることになり、
猿女君の祖神となった。
一説には猿田毘古神の妻となったとされる。
アメノウズメは
猿田毘古神を送って日向国(または志摩国)に帰った後、
大小の魚を集めて
天孫(邇邇芸命)に仕えるかどうか尋ねた。
みな「仕える」と答えた中で
ナマコだけが何も答えなかったので、
アメノウズメはその口を小刀で裂いてしまった。
それでナマコの口は裂けている。
アメノウズメの功績により、
代々の天皇は
志摩国から新鮮な海産物が献上される時は、
猿女君に与える。
猿女君・稗田氏の祖とされ、
稗田氏の氏神である賣太神社では、
芸能の始祖神、福の神、おたふく、おかめ、
等と称すると伝わる。
千代神社(滋賀県彦根市)、芸能神社(京都市右京区)、
椿大神社(三重県鈴鹿市)、
鈿女神社(長野県北安曇郡松川村)などで祀られている。
鈿女神社は地元で
「おかめ様」として崇められており、
最寄駅の大糸線北細野駅は
信濃鉄道の駅として開業した際
「おかめ前駅」と呼ばれていた。
国営化に当たって改称。
天孫降臨の地、、
高千穂より天の岩戸が飛来したと伝えられる
長野県の戸隠神社には
天の岩戸開神話に功績のあった神々
(天手力雄命・天八意思兼命)が祀られており、
そのうちの一社、火之御子社には
天鈿女命が祀られている。
また、
岩戸開神話に基づいた神楽が古来より受け継がれている。
宮崎県西臼杵郡の高千穂町には、
アメノウズメがサルタヒコと結婚した場、
荒立宮の後と伝わる荒立神社がある。
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