「6月22日(土)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「植物編」
「タチアオイ」
近隣を歩いていると
赤くて大きな
タチアオイが咲いているのを見かける。
タチアオイ(立葵、学名:Althaea rosea、
シノニム:Alcea rosea)は、
アオイ科の多年草。
属名Althaeaは
ギリシア語由来の古典ラテン語に由来し、
語源たるギリシア語「althaia」は
「althaino」(治療)と関連している。
古来、タチアオイは薬草として用いられた。
当初は中国原産と考えられていたが、
現在はビロードアオイ属(Althaea)のトルコ原産種と
東ヨーロッパ原産種との雑種(Althaea setosa ×Althaea pallida)
とする説が有力である。
日本には、古くから薬用として渡来したといわれている。
花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされた。
草丈は1~3mで茎は直立する。
花期は6~8月で、
花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。
ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、
梅雨明けと共に花期が終わる
(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、
「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名も冠されている。
花は一重や八重のもあり、
色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。
花の直径は
品種によるが大きなものでは10cmくらいである。
本来は宿根性の多年草であるが、
品種によっては一年草でもある。
アオイの名から
会津若松市と静岡市が市花に制定している。
花弁の根元が粘着質であり、
引き抜いた花弁を顔などに付けて
ニワトリを真似て遊ぶことができるため、
北海道の一部では
コケコッコ花、コケコッコー花
青森県の一部では"コケラッコ花"などと呼ばれる。
花弁や根を、薬用として利用する。
ホリホック(ホリーホック)ともいうが、
英名 hollyhock は必ずしも本種を指すとは限らず、
旧属名・タチアオイ属(Alcea)の各種をはじめ、
ときには他属の種をも指す言葉である。
俗説として holly- は holy に通じ、
この花が十字軍によって
シリア(キリスト教聖地)から
ヨーロッパにもたらされたことに因み、
「聖地の花」の意味が込められている、
などとも言われる[2]。
日本語では「花あおい」(花葵)とも呼ぶ。
ただし学術的には、
同科別属であるハナアオイ属、
または同属下の Lavatera trimestris を指して
「ハナアオイ」と呼んでいるので、
注意が必要である。
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