今、確かに歴史の潮目にいる。変わりつつある。どうする?
朝ドラ、ついに敗戦。
戦時歌謡、戦意高揚の作曲家が、自責に苛まれ、さいなまれ、なかなか立ち上がりない。
観る方も辛かったです。
やっと、世間が、自分に求めているものに巡り会い、流れに乗る。こういう場面を待っていた。
ここにも潮目。人は変われる。
いつか、日本の若者たち、目先の利く人たちが、この女性のように外国籍を?
早く、希望と見合う機会を!
生まれ育った国は世界の田舎でもいいか?
たまに長期休暇で来て、帰るときに涙するところになるだけだ。
すると、大事な資産は円だけでは考えものになる。
参考^_^^_^^_^
前略
来日して10年近くたった頃、「帰化」を考えはじめた。彼女はその場合のメリットとデメリットを紙に書き連ね、比較検討を繰り返したという。
「まずは帰化をして、日本に住み続けるうえでのデメリットを考えてみました。一つは中国人への差別的空気が思い浮かんだけど、中国が発展するにつれて徐々にそうした空気が薄れている気がしたので、大丈夫だろうと。あとはタクシー代が高すぎるとか、何かにつけ保証人を求められるとか、キャッシュレスが遅れているといったデメリットがあるけど、まあ、さまつな問題です。それよりもメリットのほうが、断然多かった」
一方、彼女が帰化することのメリットとしてまず挙げたのは、世界一と言われる日本のパスポートの信頼性だ。
「旅行が好きなので、ノービザで190カ国以上の国に行ける日本のパスポートは最強だなあと。逆に中国のパスポートは70カ国程度ですから」
そのほか、日本の会社で働いてきたことで、厚生年金や企業年金が中国よりも手厚いこと、日本人になってしまえば煩雑な再入国の手続きをしなくていいこと、などをメリットとして挙げた。
「仮に日中関係が悪化したとしても、一個人が互いの国に入国できないなんてことはあり得ないと思います。北朝鮮じゃないんだから(笑)。だったら、もう日本人でいいじゃんと」
こうして彼女は2010年、法務省に「帰化許可申請」を行い、厳しい審査を経て、翌年4月に晴れて「日本人」となったのである。
「日本人」になっての里帰り 偏見、差別はあるのか?
「日本人」になったことで、故郷中国であつれきなどは生じなかったのか。
「80歳過ぎの年寄りの中には、過去の歴史もあって、あまりよく思っていない人もいましたけど、ごく少数派ですね。父親は、中国で暮らしてほしかったから帰化に反対しただけで、今では日本での暮らしを温かく見守ってくれています。同世代の友だちからは『すごいじゃん。よく帰化できたね」とうらやましがられることも多いですよ。日本では在日コリアンの人が差別を受けてきたそうですが、中国では日本人に帰化した元中国人への差別はほとんどないと思います」
最後に日本と中国、どちらに愛着を感じるか尋ねると、彼女は少し考えた後、「どっちも好きとしかいいようがないですよ。でも国籍が日本になっただけで、心はやっぱり中国人だと思います」ときっぱりと答えた。
以下、略