とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

六月大歌舞伎 二部

2013年06月12日 | 古典芸能
いつも、一部で疲れちゃうんで
別々に観てるんですが
今月は少し忙しいので一部と二部を同じ日に

三部は来週です

思ったより疲れを感じず
やっぱり面白いからね

でも夜の血圧は高め




寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
土蜘(つちぐも)


寿曽我
十郎を菊之助
五郎を海老蔵
という、たぶん現在一番のはまり役じゃないでしょうか
若々しくかっこ良くてきれいな兄弟が親のかたきとの対面

菊之助はもちろん綺麗
海老蔵は美しくて力強く、なにしろ大きい
私の大好きな初代松緑を彷彿させるエンターテナーを感じました

しかし~
海老蔵の動きや台詞に、笑いが起きる・・・
笑わせる話じゃないのに
これは狙い?あるいは素材?
そんなとこも、松緑に似てる気がして、わたしは楽しかったけど
ちょっと心配


土蜘は菊五郎の家の芸だそうです
声が何しろ良かった
朗々として陰があって

観られて幸運ですが
暗い法師姿と、恐ろしい隈取の土蜘蛛ですから
菊五郎の美しさ封印で、しかたないけど残念

前半の吉右衛門との対峙は良かったです


二部は残念ながら、花道の見えない席で
欲求不満がつのりました
そのせいで、ぶうぶう言いながら、左右のお客さんたちと仲良くなったりして・・・


まあ、ともかくの大満足の一日でした




六月大歌舞伎 一部

2013年06月12日 | 古典芸能
鞘当(さやあて)
喜撰(きせん)
俊寛(しゅんかん)


鞘当
色男二人が春の吉原で
互いの刀の鞘が当たったことでこぜりあい
実は因縁の二人であった・・・
華やかな一幕

橋之助と勘九郎が対でかっこよく
勘九郎はたしか初めて観たのですが
編み笠かぶった姿が色っぽくて良かったです。
かぶりを取ると・・ごにょごにょ(ごめん)


喜撰
六歌仙のひとり、喜撰法師を三津五郎が軽妙に
からむお梶を時蔵が
中堅?ベテラン?の二人で、安心して堪能できる舞踊劇
特に時蔵の年増の色気が大好き♪


俊寛
ご存じ吉右衛門の当たり演目
私は何十年ぶりかに観ました。
仁左衛門、左団次の共演で面白かったし、
吉右衛門は大熱演。涙がでました・・
でも・・三年の島流しでここまでよぼよぼになっちゃうの?
というあたりが気になっちゃいました



まあ、ともかくさすがのこけら落し。
演目も演者もそろってる
楽しい

この日はそのまま二部も鑑賞

次に・・