とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

「桐竹勘十郎を迎えて」

2014年02月04日 | 古典芸能
国立劇場の友の会「あぜくら会」主催の集いに参加

文楽の人形遣い、桐竹勘十郎さんの話を聴くということで


わたし、勘十郎さん大好きなのね

若いときは、同じく人形遣いの吉田玉男さんが大好きでした
二枚目で端正で色っぽい
人気もすごかったし、第一人者で人間国宝だった
当時人形遣いの双璧が、(お父さんの)勘十郎さん


今の勘十郎さんは、若いときから知ってるせいか、若手なきがしてたけど
すでに、ベテランなのよね

少し上の世代が、病気とかで層が薄くなっているのだそうで

多分人形遣いの、次の人間国宝は、この人だと思う

女の人形からはじめて、立役、ひょうきんな役まで幅広いので、人気も高い
本人、狐が好きだって。
もちろん、実は狐、とかの役


文楽に入った14歳の頃の話から
文楽普及活動や、海外での公演のはなし

人形のカシラ、人形そのものを作ること
猿や狐の人形も。もちろん手や足も(それを使ってるそうで)
絵が上手で、それをもとに、ハンコを作ってるらしい(劇場にあるのかな)

実に才能にあふれた方なんですね~


特に面白かった話は

   「阿古屋」は女役でも大きいのでとても難しいんです
       出の形は一番安定してる。
       打掛を脱いで、琴を弾くけど、前の帯が重いので支えるのが大変
       帯を後ろに回して(外す)三味線・胡弓を弾くんだけど
       今度は頭が重くて・・・
       頭にたくさんついてるキラキラが揺れないように気を付ける

ふーん・・
その舞台、幸い観てます

うーん。単純に面白いわあと観てましたが、そんなご苦労があるんですね。



大阪の文楽公演では観客が少ないために
補助金カットされたんですよ・・

・・ひどいよね。苦しいからこその補助金じゃないのかしら。

東京はまあ観客が多いようだけど
(と言っても多分固定客)
危機感あるんでしょうね

 今月は、二部と三部に出てますので

よろしくって。



今日は立春。
でも午後から雪