とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

国立劇場新春歌舞伎 南総里見八犬伝

2015年01月06日 | 古典芸能



初歌舞伎に行ってきました

南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)

原作は、江戸時代後期の有名な物語で

私も子供用に書き直された物語を読んでいます

出だしが、ちょっとオカルトっぽいとこや
ロマンチックな要素もあり
わくわくどきどきした記憶有

江戸時代に劇化されたものだそうで
何度か上演されてるみたい
わたしも、だいぶ前に、国立劇場での上演を観てます

その時のプログラムには、
今日も出演されている
菊五郎、左団次、彦三郎さんも出演。
・・ただし、ほとんど記憶ないのが、いつもながら残念
その時の菊五郎の姿が、当たり前かもだけど、
今回の菊之助とそっくり(笑)・・同じ役なので

お正月公演なので、ロビーで、獅子舞が
・・これ、楽しい
最後に、お祝儀渡して、頭を噛んでもらう人々




始めはプログラムを読みつつ、観ていたんだけど

登場人物が沢山出てくるし、
名前がなんか似てるしで

途中でめんどくさくなり(笑)

まあいいやと、舞台だけ見て、楽しむことにする

お家再興の物語で
楽しい要素もいっぱい
勧善懲悪で、まあハッピーエンド
お正月にぴったりかな


菊之助はさわやかな若武者。
・・でも、女形を観たいのが本音
団蔵が因業おやじ。こういうのが似合ってきた
松緑は、小悪人と武者の二役
・・・花道での引っ込みが、すごーく良くて、涙ぐむ。
こういう役が合ってるね。


気のせいなのか、今回は全体に「型」が決まってるというか
歌舞伎らしい所作や、見得が多いような気がした

菊五郎の演出が効いているのか
捕り物の形も、とにかく綺麗

綺麗がいいのか写実というか自然がいいのか
そこは難しいです。
好みもあるだろうし


子役の左近(松緑の長男)が、八犬士のひとりでご愛嬌
いっちょう前の台詞に、拍手
ちょっと見得をきったら、わっと湧いて

お正月のサービスのひとつというところ


ロビーに絵羽子板が飾ってあった
いろんな歌舞伎の中の登場人物で
楽しい~




お昼に買った、茶巾すし弁当も美味しかったし

まあ、初歌舞伎、大満足