きみはディッキー・チャペルを知っていたか

石川文洋さんの鎮魂遍路旅の岩波新書を読んでいたら、写真集『REQUIEM』をまた見たくなる。
図書館でめくっていたら、以前読んだ際に気付かなかった写真に目が留まる。

ベトナムで斃れた女性写真家がいたのか。知りませんでした。
en/wikiディッキー・チャペル（Dickey Chapelle、1918年 - 1965年）
有名なキャパ（Robert Capa, 1913年 - 1954年5月）よりもちょっと年下ね。第2次大戦から従軍取材していたベテラン。
wiki掲載の写真（臨終の秘跡を受けるチャペル）は、『REQUIEM』にも掲載されているアンリ・ユエの作品。
海兵隊部隊に従軍中、前を行く将校が引っ掛けてしまったブービートラップの犠牲になって斃れたチャペル。
この写真を撮影したユエも1971年、乗っていたヘリコプターが撃墜され死亡。

出身地の「ウィスコンシン歴史協会」サイトに、チャペルの生涯や作品が紹介されていたな。
Wisconsin Historical Images - Dickey Chapelle

検索したついでに：
こんな催しが2002年にあったんだそうな。
立命館大学国際平和ミュージアム開設10周年記念特別展
REQUIEM－インドシナ写真展
戦場に散ったフォトジャーナリストたちの記録
2002年5月16日～6月13日

へえ、こんなものも：
沢田教一とカンボジア（沢田サタさんインタビュー）
収録：2003年12月9日、青森県弘前市内