真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

若手研究者だった頃、最晩年の「ファインマンさん」に教えを請うたのを回顧する教授兼作家

2009-05-16 | 読書-エッセイ/小説etc
『ファインマンさん 最後の授業』
原書名:FEYNMAN’S RAINBOW:A SEACH FOR BEAUTY IN PHYSICS AND IN LIFE(Mlodinow,Leonard)
ムロディナウ,レナード【著】〈Mlodinow,Leonard〉 安平 文子【訳】
メディアファクトリー (2003/11/30 出版)

博士課程の研究でちょっと注目されて勢いがあったものだから、複数年契約の特別研究員という厚遇で有名大学に迎えられた著者。
大学の研究室の場所は、何かとぶつかり合う物理学界の著名教授2人の間だった。
自分はこの世界でやっていけるのだろうか?取り組むに値するテーマは?

「進路に迷っている若者」といっても、博士号を取ってヒトもうらやむ厚遇の特別研究員として乗り込んだ大秀才だからね。
「迷い」は、着任早々に学部長から呼び出され、オフィスに向かいながら妄想するくだりに上手に表されているな。

「Leonard M.Lodinow」というよく似た名前(笑)の人を招いたんだけど、間違ってきみ(Mlodinow君)の方に招聘状を送ってしまったんだ、すまないね・・・、などといわれてこの話がなかったことにされてしまうのではないか…というくだりなんか、爆笑。
「不安」の表現として秀逸だわ。

何者かというと: wiki/Leonard_Mlodinow
a physicist and author だかんね。

カリフォルニア工科大でムロディナウ教授は Introduction to Probability, Statistics, and Random Processes を担当されている、と。
Homepage of Leonard Mlodinow
「写真」興味深い。「ハリウッド脚本家組合のストライキでプラカードを掲げる教授」も掲載。

脚本家としては: http://www.imdb.com/name/nm0594861/

“ほぼ日”kasoken/2003-12-12あらためて「ファインマンさん」の魅力

Google本社で最新作を語る教授: http://www.youtube.com/watch?v=F0sLuRsu1Do
Professor Leonard Mlodinow visits Google's Mountain View, CA headquarters to discuss his book, "The Drunkard's Walk: How Randomness Rules Our Lives".

大学での担当もそうだし、最新作も randomnessの話だな。
どこか邦訳を進めているだろうか?

Random House Kodansha あたり、どうかな(笑)。
ホーキング博士との共著を出しているので、あながち冗談ではない?

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