真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

英陸軍特殊部隊兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録をよむ

2009-01-24 | 読書-歴史
『ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録』
原書名:BRAVO TWO ZERO(McNab,Andy)
マクナブ,アンディ【著】〈McNab,Andy〉伏見威蕃【訳】
早川書房 (2000/10/31 出版)

湾岸戦争の際、イラクの奥深くに潜入して通信ケーブル破壊とスカッドミサイルの移動発射装置の破壊を命じられた特殊部隊のB20班。彼らを待ち受けていた運命は…。
夜間にヘリコプターで潜入した直後に、事前の情報が違っていることが判明し、「こりゃだめだわ」となり、作戦の目標は断念せざるを得なくなる。あとはどうやって脱出するか?となるが、それがもうたいへんなことに…。

「現存する?史上最高レベルの戦記だと思う」 と評価の例。

英国風ユーモアが随処に顔を出すね。
(イラクが降伏して)ようやく救出されて、途中経由地まで引き取りにきてくれた同僚が著者らにかける言葉も、「もっとゆっくりして来ればよかったのに」だとか、「なんだ、帰ってきちゃったか。俺はお前さんの後任になれるところだったのに」というような(笑)。
捕虜生活で虐待などされて、さぞたいへんだったろうな、よく帰ってきたな、と直接には決して言わない!

じつは同チームだったクリス・ライアンも本を書いていた。
(これもアンディ・マクナブ同様にpseudonym=偽名、仮名なのね)
『ブラヴォー・ツー・ゼロ 孤独の脱出行』
原書名:The One That Got Away(Ryan,Chris) 1996年

下記wikiによると、Mike Coburn (pseudonym)またの名を "Mark the Kiwi"も
"Soldier Five - The Real Truth About the Bravo Two Zero Mission" という手記を執筆している由(邦訳なし?)。

http://en.wikipedia.org/wiki/Bravo_Two_Zero

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