真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

きみはヘップサンダルを知っていたか-永遠の名画を愛する人々が熱く語る「ローマの休日」

2008-11-24 | 読書-2008
『ローマの休日―My Fair Audrey』
小藤田 千栄子【編】⇒編者近影/20070602
立風書房 (1995/06/10 出版)
さほど期待はしていなかったのだが、良かった良かった。ご機嫌。

第1章 「ローマの休日」大研究
1954年のロードショーで見た、が自慢の編者が熱く語る「ローマの休日」。高校の入学祝をかねて、生まれて初めてのロードショー館体験でした、と。

第2章 オードリー・ライフ・ストーリー
映画評論家が「夢工場の妖精が求めつづけた真実」を振り返る。

第3章 オードリー・スクリーン・ファッション
別の映画評論家がスクリーンのオードリーの「華麗さとさりげなさ」を語る。

第4章 素顔のオードリー
ここで男性の映画評論家が 登場
1980年代にオードリーにインタビューした際のことなど。

第5章 「ローマの休日」と私
阿久悠/大浦みずき/白井佳夫/高野悦子/野坂麻央/林あまり/林冬子/藤田朋子/水野晴郎/山田洋次の各氏が語る。
山田洋次大監督も「ローマの休日」を高く評価。好きな映画は?ときかれると、「なかなか答えにくいが、強いていうなら」として、王女会見の場のセリフをもじって答えることになる・・・、と絶賛。(1989年の雑誌寄稿から)

第6章 イン&アウト・オブ・ローマン・ホリデイ
聖地巡りをお考えの方へ?

ファンの方のサイト:
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e11310.html
なんか難しげですが、ま、この本は褒めてるぞ、と。

名場面、ポスター・ジャケット、撮影中のスチル?など:
imdb.com/Roman Holiday (1953)

さて、サンダル:
itoyokado.jp/婦人ヘップサンダル ←リンク切れ
今ではおばさん/おばあさん用の商品?のようだが、かつて一世を風靡したらしい。映画のオードリーに憧れて同じようなサンダルが日本で流行った由(本書の編者の記憶では「ヘップ履き」!)。

靴専門チェーン店とカジュアル衣料品チェーン店の会社のサイト:
ちょっと近所に出かけたり庭先で履く“つっかけサンダル”を、「ヘップサンダル」と呼ぶのはご存知ですよね? ←リンク切れ
ご存知ではなかったぞ。

ディスカウント通販のヒラキ トップページ > レディースシューズ > ヘップサンダル ←リンク切れ

これは大丈夫だろ:
ヘップサンダル とは - コトバンク - Kotobank

ミュールとは、履物の種類の一つ。女性用のサンダルの一種である。オードリー・ヘップバーンが映画『ローマの休日』で履いていたことから、日本ではヘップサンダル(ヘップ)とも呼ばれることもある。

映画「麗しのサブリナ」でA=ヘップバーンが履いたところからの名
というのが、『ローマの休日』になっちまったりして、由来話が窯変していく過程も観察できて、興味が尽きない。

製造関係者に有機溶剤中毒「ヘップサンダル事件」
ノルマルヘキサンは経皮吸収される!ということでご注意。

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