真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『辺海放浪―東シナ海国境なき島々』~種子島出身元外航船航海士・放送作家のノンフィクションライター氏

2009-11-12 | 読書-現代社会
『辺海放浪―東シナ海国境なき島々』
日高 恒太朗【著】
新人物往来社 (2009/09/22 出版)

第1章 逡巡の島―伊平屋島
第2章 故郷は何処にありや―朝鮮半島・美山
第3章 倭寇と『若狭』伝説―種子島
第4章 王直・鉄炮伝来・信長―福江島
第5章 南洲幻視行―奄美大島・沖永良部島
第6章 壱岐・対馬紀行―壱岐・対馬
第7章 カミーチャと大尉の恋―伊是名島

著者は船乗り時代のログブックの記載を思い出す。
Passed Bassi‐バシー海峡通過。
実船で使われている船用航海日誌を見て船内生活をのぞいてみましょう
そうか、外航船では英語で書かないと意味ないな。

沈壽官(ちんじゅかん)ホームページ

薩摩焼宗家・第15代沈寿官さんに聞く2009/06/19東洋経済日報(在日韓国系)


すばる 2002/3月号
~沈さんには、もう一つ大きな課題があった。自分のルーツである韓国に行くことだ。DNAの正体を見極めるためにどうしても必要な旅であったに違いない。帰国して二年後に再び日本を出発。韓国の陶芸大学の面接を受けることに。しかしこの時、大迫一輝という日本名で願書を出したことから、思わぬ結果になる。
…この「400年の垢」は本書にも記載あり。15代といえばその話がセット?

(妄想)まいどインタビューの様子を聞いている事務所スタッフ、「出たぁ、陶芸大学!」

王直の話がしばしば出る。ちっとも知りませんでしたわ。
王直(おうちょく、生年不詳 - 嘉靖38年(1559年)12月25日)は中国、明代の貿易商人(海商)で、後期倭寇の頭目。

「ワコーにさらわれてオーチョクモノになっとよ」。
横着者というのを「王直の者」と間違えて子を叱っていた著者の母…という話が愉快。

色々知らなかったことが出てきて忙しい…。
きみは沙也可を知っていたか。

荷揚げ場ではなくて「たで場」である、と。
たでる
(2)フナクイムシなどを殺したり、湿気を除いたりするために船底をいぶす。
~いにしえから、船底の処理には苦労していたのね。

荷揚げ場の旧対岸には、「たで場」(船だて=船を陸揚げして補修する場所)という地名も残っている。
『福江市史』(上:969p)は、盛利の朱印船の船だてを行なった場所と想定している。
ふむふむ。

asahi/200607日高恒太朗さん

新人物往来社は、平成20年11月26日に中経出版の子会社になり、出版事業すべてを譲り渡した。
社名はブランド名として残っている。
…そうですか。ご苦労なことです。

いつ頃までだったか、新人物が往来するのかと思っていた。
そのわりに、どうも旧人物が往来している話が多いようなのでおかしいと思ったら(笑)、人物往来社の新社でしたね。

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