川上弘美「東京日記」 |
館内すべてお雛さま。
ほら貝部。
うなぎの行列。
人間ではないかもしれない。
横ぎるタヌキ。
今にも何かが生まれそう。
マグマ大使のサイン。
アンニュイな四歳児。
しゅっ。
サーモンの直行便。〔ほか〕
「嘘のようで9割は本当のお話だというこのシリーズ」なのだって。
おそらく、どこかに行ったこと自体は本当で、そこで友人に会ったり、編集者と打ち合わせをしたことも本当で、その際の会話を後から反芻するうちに、「あそこでこう言ってみたら、妄想の世界が広がったかも。ウヒヒ」的に発展させるパターンではないかと睨んでいる。ぎろり。
メールでしかやり取りしていなくて、電話もしたことがなかった編集者が実は男だと判明した話など、コロナ社会の愉快なエピソードの数々。
全く覚えていなかったのだが、シリーズ3と4も読んでいたのね。2は覚えていた。
『東京日記〈3〉ナマズの幸運。』 『不良になりました。―東京日記〈4〉』(川上 弘美さん 2011,2014年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
ほかに踊りを知らないからったって、あーた(笑) - 真似屋南面堂はね~述而不作