真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『悪名の棺―笹川良一伝』 (工藤美代子さん)

2011-01-25 | 読書-歴史
悪名の棺―笹川良一伝
工藤 美代子【著】
幻冬舎 (2010/10/25 出版

吹浦忠正(ユーラシア21研究所理事長)の新・徒然草
日本財団を理解するには、もちろん現在の活動を知ることは大事ですが、なんといっても創立者・笹川良一とその信念やめざしたものを学ばなくてはならないと思います。

【書評】『悪名の棺 笹川良一伝』工藤美代子著 豪快な、正義感の強い男 (1/2ページ)

先行伝記類のいい加減な記述も容赦なくばっさり。

評・河合香織(ノンフィクション作家)
「黒幕」の素顔に迫る
有名人にまつわる「神話」を突き崩すことは、ノンフィクションを手がける者にとって一番の醍醐(だいご)味だ。
そう考えると、毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい笹川良一という人物ほど格好の題材はない。


週刊現代
作家・工藤美代子氏が『悪名の棺』で明かした
日本の黒幕・笹川良一「艶福家の私生活」愛人は10人以上、好物はメザシとチャーハン


BOSSの言霊
悪名の棺・・・笹川良一氏って、こんなに立派な人物だったとは!
立派も立派w

近衛文麿の再評価にも取り組んだ工藤女史は、今までの伝記作者らがアプローチしなかった女性にも、その心情を掬う形で真情に迫る。
「あんたになら話すわ」と取材対象者に信頼してもらうことができるのだろうな。

『近衛家 七つの謎―誰も語らなかった昭和史』(工藤美代子さん2009年)

「工藤美代子」で検索した当店過去エントリ
笹川と山本五十六の深い交流については、詳細に記述。
工藤女史の父君が山本と同郷という縁もあって、山本の評伝も書いているよね。

A級戦犯容疑で逮捕された件は、通説(売名のためにわざと逮捕されるように活動した云々)を信じていたが、著者はこれもひっくり返す。

子息らはご苦労されているのね。
日本財団会長 笹川陽平ブログ

笹川 堯(ささがわ たかし、1935年(昭和10年)10月5日 - )

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