真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『彗星大衝突―地球を焼きつくす宇宙からの脅威』 2/2

2012-05-31 | 読書-自然科学
原著1996年刊なので、訳者のお一人磯部氏も御存命だったし、
ユージーン・シューメーカー(Eugene Merle Shoemaker、1928年4月28日 - 1997年7月18日)
の事故死は原著出版後で邦訳出版前。
章末の訳者解説で言及されている。

宇宙科学研究所も統合前だし、同じく解説で
ミューゼスC探査機(2002年打ち上げ予定)への期待が語られているのも感慨深い。

ジョン・セプコスキ=J. John Sepkoski Jr., (July 26, 1948 - May 1, 1999)も存命だし、セプコスキーの大学院時代の指導教官で、著書の巻頭で弟子に先立たれた師匠の嘆きを記した
スティーヴン・ジェイ・グールドも歿後10年か…。

本(1)では、アメリカの「マンソン・クレーター」とロシアの「ポパガイ・クレーター」がそれだとされています

ポピガイ・クレーター (英: Popigai crater、露: Попигай )はロシアのクラスノヤルスク地方 (旧タイミル自治管区) にある、直径約100 kmの衝突クレーターである

国立天文台・天文ニュース (120)
ポピガイ・クレーターの年代決定

巨 大 ク レ ー タ ー

あすてろいど

ツングースカ爆発のクーリク調査隊の詳細も充実。
証言者(S・Bセメノフ、セメノフの娘、コソラポバ)の証言なども。

「セメノフの娘」は、名前の記載はないわけ。
菅原孝標女(すがわら の たかすえ の むすめ)みたいな感じw

ロシア語史料からの邦訳が提供されている!
[pdf]ツングース惨事100周年
掲載雑誌「НАУКА В РОССИИ」МАЙ-ИЮНЬ 3/2008
「ロシアの科学」2008年(5月-6月)第3号

[pdf]ツングース隕石とハレー彗星の秘密
ボイツエホフスキー著 出版社「ベーチェ」モスクワ2001年
小山工業高専さんに感謝!
数学の先生?

しかしねえ、検索すると、世の中にはいまだに宇宙船の云々といった類の記述が横行しているのか…。

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