真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

文春学藝ライブラリー 昭和史の軍人たち 秦郁彦 2016年02月

2022-09-20 | 読書-歴史
文春学藝ライブラリー『昭和史の軍人たち』秦郁彦 | 文庫

目次
山本五十六―昭和海軍の大スター
阿南惟幾―順逆の接点に立って
永野修身―戦略なき主戦派
東条英機―戦時下のカミソリ宰相
神重徳―最後の大艦巨砲主義者
片倉衷―満州国の王様
井上成美―海軍左派の合理主義者
田中隆吉―陸軍随一の怪物
黒島亀人―山本元帥に愛された恋人参謀
長勇―昭和維新の侠客
源田実―不死身の鳥人
宮崎繁三郎―不敗の名将
嶋田繁太郎―東条の副官と呼ばれて
辻政信―乱を求めたスーパーマン
山口多聞―ミッドウエーに死す
建川美次―「敵中横断3百里」の行末
石川信吾―日米開戦の推進役
秋草俊―陸軍中野学校の生みの親
大西滝治郎―特攻の思想
石原莞爾―堕ちた偶像
藤井斉―海軍革新派の先駆
影佐禎昭―汪政権の生みの親
平賀譲―大艦巨砲の設計者
真崎甚三郎―昭和陸軍の妖怪
末次信正―艦隊派の雄
宇垣一成―非運の惑星

文春学藝ライブラリー
昭和史の軍人たち

1982年単行本、1987年文庫。2016年に文春学藝ライブラリーで再文庫化。
古典となりました、っつうことね。

著者がまた、凄いんだよね。

秦郁彦 - Wikipedia

 

「二年次に結核と診断され(後に誤診と判明)一年休学し、巣鴨プリズンに収監中のA級戦犯を含む旧陸海軍軍人百数十人のヒアリングを実施した」
1956~1976年は大蔵官僚だった(1971年から1976年まで大蔵省財政史室長)!
これは著書の著者略歴などには書いていなかったっりするので、ずっと学者さんでやってきたのかと思う人がいるかもしれないが、20年間、泣く子も黙る(かどうかは知らんが)大蔵官僚だったのね。
ま、学生時代に巣鴨プリズンに通って旧軍人への聞き取り調査をされていたということで、入省後も、現場に近いポストもこなしながら、学者系というか、「歴史家」として遇されてきた感じ?
ヘビースモーカーでも90歳近辺までお元気(1932年(昭和7年)12月12日生まれ)...

特集ワイド:現代史家・秦郁彦さんとたどる安倍元首相ファミリー 戦略的思考は祖父譲り 経済衰退「負の遺産」も | 毎日新聞

【ザ・インタビュー】隠れた名著、約40年ぶり復刊 現代史家・秦郁彦さん著『官僚の研究 日本を創った不滅の集団』
昭和31年に大蔵省入省。経済企画庁、防衛庁出向を経て大蔵省に戻り、財政史室長として『昭和財政史』の編纂(へんさん)・執筆を手掛け51年退官。

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