真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ 著:小林公二 2015/05発売

2022-09-18 | 読書-歴史

『アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ』(小林 公二) 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

ポーランド軍人、ヴィトルト・ピレツキは1940年9月、自ら志願してアウシュヴィッツへ潜入し、収容所に反ナチ組織を築いたが、発覚寸前の948日目に脱走する。その後も抵抗を...

講談社BOOK倶楽部

 


プロローグ
目次
第1部 ポーランド消滅(ヴィトルト・ピレツキのうまれた時代;ドイツとソ連に挟まれて ほか)
第2部 潜入!アウシュヴィッツの九四八日(働けば自由になれる;ダブルサーティーン―収容者番号4859 ほか)
第3部 ワルシャワ蜂起へ(解放感から蘇る記憶;ドイツ兵の銃弾をくぐり抜け ほか)
第4部 祖国との闘いそして死(亡命政府と臨時政権の対立;スターリンに支配される世界 ほか)
エピローグ
あとがき

参考文献・資料

ヴィトルト・ピレツキ - Wikipedia



Witold Pilecki: Auschwitz Volunteer Who Warned The World

Holocaust Memorial Day Trust | Witold Pilecki

The only known voluntary inmate of Auschwitz, who spent two and a half years gathering intelligence from within the camp.

 


祖国のために戦ったのだが、祖国が共産主義化してしまい、こんどは祖国と闘う羽目になる。
脱出せず、国内で活動する道を選び、捕えられ「アウシュヴィッツなんか可愛いもん」(大意)というほどの峻烈な拷問を受け、見せしめ裁判で死刑に。夫人の助命嘆願も大統領にさらりと無視される。
スターリンの支配する世界がどういうものだったか、(プーチンの世界が暴れている今)もっと注目されてよい本だわな。

夫人がピレツキの名誉回復を見届けることができたのは良かった。
著者はピレツキの娘と息子にインタビュー敢行。

保阪正康さん評
「アウシュヴィッツを志願した男」書評 権力の非人間性、捨て身で証明|好書好日

本人の報告書(英訳版の邦訳)も出版されているのだよね。

アウシュヴィッツ潜入記 収容者番号4859

ナチス・ドイツの攻撃でワルシャワが陥落したのは1939年9月。そのちょうど1年後、ワルシャワの路上で兵士も市民も無差別に逮捕される一斉取り締まりで、ポーランド軍...

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