今年の夏はスロバキアも大変暑く、そして秋も一度寒くなったと思ったらまた暖かくなっていたのが、ようやく日に日に寒くなってきている。朝は霜が降り、ネラを幼稚園に送る前に車の窓ガラスの霜を落とし、そしてサイドブレーキは使ってはいけない季節がやってきた。
スロバキア人、車のサイドブレーキを使わない人が多い。理由は冬季はサイドブレーキが凍りついてしまうと春まで車は動かせなくなってしまうため。マルツェルは一度してしまったことがあるらしく、レッカー車で運び、修理費に多額の費用がかかったそうだ。
そしてもう一つ、窓に降りた霜はプラスチックのヘラのような物でガリガリと削り落す。寒い季節は毎朝見る光景だ。
週末マルツェルの叔父さんが我が家に遊びにきた。ネラの誕生日のお祝いを持ってきてくれた。
この叔父さんは会社を経営している。ニット帽やセーターなどを作っていて我が家では帽子は買ってはいけないことになっている。マルツェルの家族、親戚みな叔父さんの会社の帽子をかぶっている。(私も帽子やセーターなどいくつか持っている。)今年の冬用にネラの帽子もお願いしていた。オリジナル商品にはあご紐が付いていないのだが、ネラには紐がついていた方が良いので、家に来たときにその場で叔母さんが紐も付けてくれた。この帽子は後日何かの写真で紹介する。
先日、スロバキアのソチオリンピックのユニフォームが発表された。
写真:http://sport.pravda.sk/fotogaleria/57767-oblecenie-olympionikov-na-zoh-v-soci/
これも叔父の会社で作ったものだ。
その前も、その前の冬季オリンピックのユニフォームも叔父の会社のものだった。
今でこそこれほどの会社になったが、それこそ日本でなら何年か前にNHKであったプロジェクトX(いや、あれはピンチに陥った企業を立ち上げる話だから違うかな)、とにかく何かの番組に取り上げられてもおかしくないくらいのサクセスストーリーがあるのだ。
もともと叔父さんはサラリーマンだったのが、ある日突然リストラに遭い、子供もいる中どうしようかと途方に暮れたそうだ。そのとき、知人から古い編み機を買い取り、その編み機で子供用のニット帽を作ったそうだ。ニット帽を100個作って市場で売る。KIDSと書かれた全て同じデザインで、色違いの帽子を沢山作ったそうだ。それが共産主義が終わったばかりのその市場で飛ぶように売れ、毎週100個完売したそうだ。
市場から始まった叔父の会社、その後は学生だったマルツェルも含め家族総出で内職を手伝った。帽子の端を処理したり、ポンポンを作ったり指にたこができるほど手伝ったそうだ。今ではほとんどの工程を機械でするようになり、家族の手伝いは必要なくなったそうだが。
さて、オリンピックのユニフォーム、デザインに使われているのはハート。なぜハートなのだろうと思っていたら、義両親が教えてくれた。
このパターン、スロバキアのジリナ、チチマニ村(Cicmany)の家の壁に描かれている模様なのだそうだ。このハートはこの村でしか見られないのだそう。そんな村があるとは知らなった。
何年か前にヴルコリネッツ(世界遺産)には行ったことがある。日本の番組で紹介されたこともあり、私でも知っていたくらい有名なこちらも素敵なところだった。チチマニ村もヴルコリネッツ同様に今も人が生活しているそうだ。
チチマニ村(Cicmany)
写真:こちらもインターネットから拝借
スロバキアのいつか訪れてみたい場所がまたひとつ増えた。
叔父の会社に興味のある方はこちらをクリック→Sportcool
実は海外ブランドでロゴだけ替えて叔父のセーターが売りだされていたりもするらしい。
そうそう、先週の甲状腺の検査結果、甲状腺には問題なく、単なるカルシウム不足だった。
ご心配くださった方、ありがとうございます。大丈夫でした!
スロバキア人、車のサイドブレーキを使わない人が多い。理由は冬季はサイドブレーキが凍りついてしまうと春まで車は動かせなくなってしまうため。マルツェルは一度してしまったことがあるらしく、レッカー車で運び、修理費に多額の費用がかかったそうだ。
そしてもう一つ、窓に降りた霜はプラスチックのヘラのような物でガリガリと削り落す。寒い季節は毎朝見る光景だ。
週末マルツェルの叔父さんが我が家に遊びにきた。ネラの誕生日のお祝いを持ってきてくれた。
この叔父さんは会社を経営している。ニット帽やセーターなどを作っていて我が家では帽子は買ってはいけないことになっている。マルツェルの家族、親戚みな叔父さんの会社の帽子をかぶっている。(私も帽子やセーターなどいくつか持っている。)今年の冬用にネラの帽子もお願いしていた。オリジナル商品にはあご紐が付いていないのだが、ネラには紐がついていた方が良いので、家に来たときにその場で叔母さんが紐も付けてくれた。この帽子は後日何かの写真で紹介する。
先日、スロバキアのソチオリンピックのユニフォームが発表された。
写真:http://sport.pravda.sk/fotogaleria/57767-oblecenie-olympionikov-na-zoh-v-soci/
これも叔父の会社で作ったものだ。
その前も、その前の冬季オリンピックのユニフォームも叔父の会社のものだった。
今でこそこれほどの会社になったが、それこそ日本でなら何年か前にNHKであったプロジェクトX(いや、あれはピンチに陥った企業を立ち上げる話だから違うかな)、とにかく何かの番組に取り上げられてもおかしくないくらいのサクセスストーリーがあるのだ。
もともと叔父さんはサラリーマンだったのが、ある日突然リストラに遭い、子供もいる中どうしようかと途方に暮れたそうだ。そのとき、知人から古い編み機を買い取り、その編み機で子供用のニット帽を作ったそうだ。ニット帽を100個作って市場で売る。KIDSと書かれた全て同じデザインで、色違いの帽子を沢山作ったそうだ。それが共産主義が終わったばかりのその市場で飛ぶように売れ、毎週100個完売したそうだ。
市場から始まった叔父の会社、その後は学生だったマルツェルも含め家族総出で内職を手伝った。帽子の端を処理したり、ポンポンを作ったり指にたこができるほど手伝ったそうだ。今ではほとんどの工程を機械でするようになり、家族の手伝いは必要なくなったそうだが。
さて、オリンピックのユニフォーム、デザインに使われているのはハート。なぜハートなのだろうと思っていたら、義両親が教えてくれた。
このパターン、スロバキアのジリナ、チチマニ村(Cicmany)の家の壁に描かれている模様なのだそうだ。このハートはこの村でしか見られないのだそう。そんな村があるとは知らなった。
何年か前にヴルコリネッツ(世界遺産)には行ったことがある。日本の番組で紹介されたこともあり、私でも知っていたくらい有名なこちらも素敵なところだった。チチマニ村もヴルコリネッツ同様に今も人が生活しているそうだ。
チチマニ村(Cicmany)
写真:こちらもインターネットから拝借
スロバキアのいつか訪れてみたい場所がまたひとつ増えた。
叔父の会社に興味のある方はこちらをクリック→Sportcool
実は海外ブランドでロゴだけ替えて叔父のセーターが売りだされていたりもするらしい。
そうそう、先週の甲状腺の検査結果、甲状腺には問題なく、単なるカルシウム不足だった。
ご心配くださった方、ありがとうございます。大丈夫でした!
文中からその部分を削除しましたのでご了承ください。
叔父さんの会社で作られているんですね
すごい
ステキなデザインすね 日本でももっとみられればいいのになぁ
これが伝統柄だなんて・・かわいすぎます!
うずまき模様にはどんな意味がこめられているのでしょう?
ご親戚の会社が作られたとのこと。
サクセスストーリーも興味深く読ませていただきました。
オリンピック効果でますます忙しくなりそうですね!?
大変失礼いたしました!m__m
そしてこのブログに辿りついていただいたとはびっくりなのと、何より嬉しいです。
(涙もろい私の夫はスロバキア選手の入場でマフラーや帽子を見るや目に涙を浮かべてました・・・笑)
日本ではなかなかスロバキアの製品に出会うことって難しいですよね。
でも結構素敵なデザインで、セーター等も寒い国ならでは、とても暖かく私は好きです。
コメントありがとうございました。
私は編み物は大の苦手で・・・尊敬いたします。
夫に聞いてみたところ、うずまき模様は雄羊の角だそうで、幸運を意味するそうです。
毎年何かしら伯父の会社のものを買ったりしているのですが、小さな会社・工場であまり大量生産していないのか、私たちも欲しいなと思ったものなど今年は完売で再生産の予定もなし。きっと忙しかったのかなぁと思います。でも良いことですね!
コメントありがとうございました!
国名の表示、ご丁寧に訂正いただいてありがとうございます。全く気にならなかったので大丈夫です。