当時雑用とシャンプーしかできなかった私の初任給は4万円でした
バイト時代のお給料は16万円でしたがその4万円を手にした時の想いは、
『重い金額やな』ってものすごく嬉しかったです。 念願のサロン勤務で夕方から抜けて学校に通える有り難さに感動していました。でも学費を支払っていけるのか?と両親は心配していましたがあえて言葉に出さずに交通費を出してくれたり時には服も買ってくれました
帰宅時間も遅くなります。朝も早くいつも暗い空しか観てない生活と変わりました。
手荒れが酷かった時期は、自転車のハンドル操作がてこずりバランスを崩して転倒したり…自分の髪の毛が洗えない時は母親がシャンプーしてくれました
十本の指の節々は全て割れて肘まで荒れていましたが『めっちゃ痛いし痒いけど一人前の美容師になる迄に辛抱しかないやん!手荒れは美容師してる証拠やん』と日々一人前の美容師になっていく自分に酔っていましたね
学歴がないって言うレッテルや両親に対しての罪悪感は完璧なスタイリストになった24歳迄の期間心の中は正直しんどかったです