福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆一年を二年分☆

2010-01-04 08:24:54 | ひとり言
新たなサロンでの気持ちは『ゆっくりぬるま湯の二年間を取り戻したくて一年を二年分頑張らなあかん!三年経過したら一人前の美容師になれる!両親の元…京都に戻りたい』

当時私を指導してくれたのは、美容師主任女性四歳年上だったと思います。

この先輩が私を変えてくれるきっかけを沢山くれました。
優しさよりも『厳しさ』が主でした。
見習い時代の先生と気性がとても似ているバリバリな女性美容師さんでした。

私は一応スタイリストととして雇われたので…毎日がドキドキの連発でしたね。
フリー客を入らせてもらいましたが女性客が僅かな人数しか来店がありません。先輩のお客様が多くHELPが主で先輩の思うスタイルやパーマを巻かないと駄目ですが上手く技術ができない私を毎日苛々されていました。短い髪の毛を巻けない私の至らぬ技術力に呆れる処か先輩は『地下室からウィッグを一体持ってき(`´)』持っていたウィッグを二センチ位の長さにバサバサと切って行きました。
『今からタイム測るし巻きや!!』
『怖すぎて怖すぎて…近寄るのもイヤやけど美容師としてものすごく魅力的だった』
週二回のレッスン日は深夜迄ありましたが普段は営業のみだったのでまだまだトレーニングをやりたかった
支店のメンバーも加わるセミナー受講等今まで経験した事のないサロンワークにただ喜ぶ半人前美容師の私でしたね!



☆初めての独り暮らし☆

2010-01-04 08:02:28 | ひとり言
ある一部の資金を持参し、独り暮らしに必要な家庭用品を買いに行きました。 向かうお店は『中古品店やな!敷金礼金に電話を借りたりするお金は残さないとあかんから新品はあきらめようか…』
二層式の洗濯機…八千円
リモコンなしの手動式のテレビ…五千円

めっちゃ嬉しかった!!
日用品は母親が家にある物を用意してくれていましたそれと同時期に
内定者としてサロン見学と住居を先生と奧さんと私と母親の4人で決めに行きました。
サロンは美容室と理容室と一体化しているユニセックスサロン体制で男性客が多かった。
両方の免許を持っているスタッフが多かったですが、大体女性客を担当するのは女の子スタッフ。オーナーは初めてのお父さん世代の男性です。
私を含め5人の女性スタッフと理容スタッフは7人位で本店は12人、支店はもう少し少ない人数でした。

住居はファミリー向けの二階建レトロな雰囲気の文化住宅に決めました!!
外観はレトロですが、ものすごく広くて感動!勿論、和式トイレにシャワーなんてありませんでしたが全く気にならなかった。





☆二足のわらじ☆

2010-01-04 07:39:12 | ひとり言

美容師の卵にガソリンスタンド
年齢も二十歳を迎えた。
私の仕事はシャンプーが主で時にはブローとワィンディング(パーマを巻く)
当時の流行りとは
ソバージュやワンレンのヘァスタイルが若者にうけていましたね!

私はパーマにハマりました『真っ直ぐにはカットできるから』って友達を呼んでサロンに来店してもらった友達は美容師になっていく私を変わらず応援してくれた。パーマは深く楽しかった。『綺麗に巻けたら綺麗にあたるねんなぁ~髪質によって薬液選び…毎回の髪の状態をチェックしてカルテにのこさんとあかんな』
スキになってくると仕事の見る角度が変わってきました。

『先生が何故ああしはったんやろう?』

HELPに立つ私の頭の中はいつも『(・・?)』
そしてその技術の過程を見て仕上がりを見て考えていました。

朝~夜まで1日中働きましたがタフでした。

大阪行きが決まり、退職したいと先生にも伝えました約二年間このサロンでお世話になりました。
先生は
『寂しくなるけどそのサロンに行った方がちかちゃんは伸びると思うから頑張ってね!』

二年間勤務中一回も私を叱る事もない温厚な先生でした。人を育て上げるのは優しさだけではあかんのかな?と色んな先生と出会って考えていました。