ただ一つの言葉で
一時の沈黙で
一瞬触れた指先で
あなたの一挙一動は
皮膚に落ちるインクの雫
音も立てずに拡がって
次々と色づく柔らかなキャンバス
あなたと通じ合えた夜は
すれ違った晩は
行き場を失い 形を失くした言葉たちが
一つ また一つ 堕ちていって
あたしの中に降り積もる
苦しくて 息ができなくなる
でも 失いたくない
手放すことなんてできない
こんな感情を あたしは知らない
この感情が愛ならば
人とは何て愚かなもの
求めて彷徨い見つけたならば
己に満足できるのだろうか
日に日に侵されていくこの躰が
たとえ蝕まれて 喰い尽くされても
あたしはちゃんと ここにいるから
怖くなんてない
ただ
静寂と寄り添い 積もり続ける死にゆく彼らに
少しでも 生の息吹を与えたくて
あたしは言葉を描き続ける
ただ、それだけ
一時の沈黙で
一瞬触れた指先で
あなたの一挙一動は
皮膚に落ちるインクの雫
音も立てずに拡がって
次々と色づく柔らかなキャンバス
あなたと通じ合えた夜は
すれ違った晩は
行き場を失い 形を失くした言葉たちが
一つ また一つ 堕ちていって
あたしの中に降り積もる
苦しくて 息ができなくなる
でも 失いたくない
手放すことなんてできない
こんな感情を あたしは知らない
この感情が愛ならば
人とは何て愚かなもの
求めて彷徨い見つけたならば
己に満足できるのだろうか
日に日に侵されていくこの躰が
たとえ蝕まれて 喰い尽くされても
あたしはちゃんと ここにいるから
怖くなんてない
ただ
静寂と寄り添い 積もり続ける死にゆく彼らに
少しでも 生の息吹を与えたくて
あたしは言葉を描き続ける
ただ、それだけ
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