大好き

大好き


だいすき


ダイスキ



言葉にすれば届くのなら
口にすれば叶うのなら

あたしは何度でも叫び続ける
あなたに聴こえるように
あなたの心に　この声が届くように


幼き日のあなたをずっと見ていた
あたしよりずっと可愛くて
あたしよりずっと社交的で
あたしより　ずっと　ずっと・・・

常に比べられてたよね
周りの大人たちから
いつもそれが歯痒くて
いつもそれが苦しくて

あなたもきっと　そう感じていたのに

生まれてからずっと　一緒にいたから
どんな親友よりも　ずけずけと言い合った

何度喧嘩をしても　何度組み合っても
あなたのことは　大好きだった
今でも変わらない


父よりも身近な異性で
母よりも身近な相談相手だった

飼われていることを意識しながらも
一緒にもがいたよね　憶えてる？

星空の下のマラソンコース
走りながら　たくさんのことを語り合った


離れてみてから　気づくなんて
あたしはあなたの支えには　なれなかったのかな

もう　そんなに苦しまなくていいの
あなたは十分　がんばってるの
一緒に少し・・・休憩しよう？


キツく言い過ぎる癖は　今でもきっと変わっていない
でも　今ならもっと　もっと　もっと
あなたの心に染み込むような
あなたの心を癒せるような
そんな言葉で包める気がする


何よりもまず　伝えたいのは

“２２年間ずっと　大好きだよ”
“これからも　傍にいるからね”