北村までは珍しく迷子になることもなく、たどり着けた。このエリアに来ると、風景ががらりと変わる。日本でも古民家を見るとテンション上がっちゃう私にとっては、スキップしたいくらいワクワクが止まらない場所。
いくつもの細い路地に入っては、何度も行き止まりにぶつかったりするのも楽しー。
かわいい玄関ベル的なものや、凝った壁などの発見にさらにワクワクが止まらない。
これなんて、壁画だったし!
なんなら道路標識のマークの大きさすら楽しくなってくる。
坂も多いけど、足どりは軽いまんま、あっちに行ったりこっちに行ったり。すると、案の定、自分がどこにいるかわからなくなった💦。途中で手に入れた北村の地図を開いて、自分の周りにある目印が地図上にないかにらめっこ。
すると、「どこに行きたいですかー?」と流暢な日本語で声をかけてくれたおばちゃん。「どこに行きたいと言うか、私がいるのはどこですか?」と聞き、居場所を教えてもらった。すると、おばちゃんが「ここ私のお店。」と、韓国アイドルのグッズがたくさん並んでる、目の前にあるお店を指差して「誰が好きですか?」。誰って言われても、特別好きな人はいないんだなー。かろうじて「イ・ビョンホンの目が好き。」と答え、おばちゃんに「えっ?目?」と笑われる。おばちゃんにとっては、本当に意外な答えだったのか、それまで日本語だったのに、急に韓国語で何かひとり言言ってはったー(笑)。
そのあと、気を取り直すように「おいで、おいで。」とお店の中に招き入れてくれ、コーン茶を出してくださった。そして、とってもかわいいバッグを勧められたから、まんまとお買い上げ。でも、おばちゃんにとっては、イ・ビョンホンが頭にこびりついて離れないのか、お店の隅っこの方から「イ・ビョンホンの鍋つかみ、あります。ハンカチもありますよ。」と、わざわざ出してくれた。いや、グッズ買うほどのファンじゃないんだけど…。でも、薄暗い店内で見た鍋つかみのイ・ビョンホン。うっかりカッコよく見えてしまい、しかも鍋つかみに俳優さんの写真をプリントするセンスが面白すぎて、「わかった、鍋つかみ買います。」と買ってしまった。すっかり、おばちゃんの戦術にはまったよねー。
おばちゃんすっかり喜んで、「一緒に写真撮りましょ!」って言われるわ、お店の隣の高校は冬ソナの舞台にもなったとかで、「中に入れますから、見ていらっしゃい。」なんて教えてくれたり。鍋つかみ、ちょっと高かったけど、おばちゃん面白かったからヨシとしよう。
冬ソナ観てないからわかんないけど、ここがロケ地らしいです。
たぶん、ヨン様がピアノを弾いた場所。ほんとかどうかは、観てないからしーらない。
その後も北村の散策をたっぷりして、とっても満足ー。
閉まってたけど、素敵な本屋さんもあった。
壁画の横に書いてあるカネコフミコさんって誰かしらねー?