どうやら私の舌は熱々だと思っていた食べ物の温度が、熱々ではない状態で提供されると、十分にその美味しさを感じられない仕組みになっているらしい。説明するのがとっても難しいんだけれど、だからと言って、冷めてる食べ物が全部美味しくないわけじゃないんです。例えばコロッケや焼き鳥とかでも、揚げたて・焼きたてではないってことを承知の上で食べるのは、決して嫌いじゃないんですよ。だけど例えば、きっと他の人が美味しいって思うほど、その美味しさを感じられない食べ物の代表はつけ麺。初めて食べた時は麺が温かくないことに『なんで?』って思いました。だって、スープは熱々なのに麺が冷たいから、口に入れた時に自分が想像していた温度と違う。そのぬるさにとっても違和感を感じた次第で・・・。だから、つけ麺に関しては、私は絶対にあつもり派。あつもりを取り扱っていないお店では食べたいとは思わないと言っても過言じゃないかも(結構、ガンコなもんで
)。
その初めてのつけ麺とよく似た感覚を、実は今回食事をした『牛かつ あおな』さんで思い出しました。
私が行った渋谷三丁目店は先月オープンしたばかり。すぐ近くに(私はまだ行ったことはないけれど)『牛かつ もと村』さんという、結構いつも行列が絶えない牛かつのお店があるので、オープンした時には、結構チャレンジャーだなぁ~なんて思ったんですけどね(笑)。でもこのお店も新しいってこともあり、それなりに先月は列ができていて、今月に入って少し落ち着いてきた感じです。
もと村さんのことは全然分からないけれど、あおなさんのこだわりは国産牛を使っていること。主なメニューは
・「あ」国産牛
・「お」黒毛和牛
・「な」霜降り黒毛和牛
今回は初回なので、「あ」国産牛にしてみました。

牛かつにサラダ、スープ、そして白米か十六穀米のどちらかを選べるので、十六穀米を選択。牛かつにはわさびをのっけて、好みでお醤油 or 油塩 or 岩塩をつけて食べて下さいという説明でした。
まず口にしたのはサラダ。お野菜がとってもみずみずしく、そしてお野菜の味が濃い!ちょっと酸味のあるクリーミーなドレッシングの味もおいしく、このサラダは絶品でした。
そしてメインの牛かつ。ここで私は反省したいです。メニューの写真を見れば、かつの断面はとってもレアな状態なので、熱々な状態で出てくるわけではないのは誰が見ても明らか。だけど愚かな私の頭の中では『かつ=揚げたて熱々』という安易な考えがあり、1切れ目を口に入れた時に『ぬるい!』って思っちゃったんですよね。本当に私のバカ!そうすると、冒頭に書いたように私の舌は十分に美味しさを伝達してくれない。あっ、間違えないで下さいね。美味しくなかったわけじゃないんです。思い込みと味覚にズレがありすぎて、あれれ~って状態になってしまったんです。すべて私の思い込みの強さが失敗の始まり。なので、3分の2くらいを食べ終わるまで、ぼんやりした味しか感じられず、今思い返すともったいなくて仕方がない。残り3分の1くらいになって、やっと少し味を感じるようになりました。遅いってば~。で、その残り少ない量でも一番美味しかったのは、わさびと油塩をのっけてクルッと巻いたかつをお醤油につけて食べるパターンでした。
十六穀米、たっぷりお茶碗に入っていました。ちょっと硬めの炊き方は私の好み。お米と穀物の甘みがある、美味しいご飯でした。
スープは牛だしのやさしいお味。わかめと牛肉が具として入っていましたよ。
反省はしたけれど、きっとつけ麺と同じように、私にとって牛かつは美味しさをパーフェクトに理解できない食べ物のリストに入ったなぁ。これはあおなさんの牛かつだけではなく、世の中に存在する牛かつすべてに対してですからね。あ~、何で冷めてるトンカツは平気なのに、作りたてでも牛かつの美味しさが分からないのかなぁ~。人生、損してる気がする。

その初めてのつけ麺とよく似た感覚を、実は今回食事をした『牛かつ あおな』さんで思い出しました。
私が行った渋谷三丁目店は先月オープンしたばかり。すぐ近くに(私はまだ行ったことはないけれど)『牛かつ もと村』さんという、結構いつも行列が絶えない牛かつのお店があるので、オープンした時には、結構チャレンジャーだなぁ~なんて思ったんですけどね(笑)。でもこのお店も新しいってこともあり、それなりに先月は列ができていて、今月に入って少し落ち着いてきた感じです。
もと村さんのことは全然分からないけれど、あおなさんのこだわりは国産牛を使っていること。主なメニューは
・「あ」国産牛
・「お」黒毛和牛
・「な」霜降り黒毛和牛
今回は初回なので、「あ」国産牛にしてみました。

牛かつにサラダ、スープ、そして白米か十六穀米のどちらかを選べるので、十六穀米を選択。牛かつにはわさびをのっけて、好みでお醤油 or 油塩 or 岩塩をつけて食べて下さいという説明でした。
まず口にしたのはサラダ。お野菜がとってもみずみずしく、そしてお野菜の味が濃い!ちょっと酸味のあるクリーミーなドレッシングの味もおいしく、このサラダは絶品でした。
そしてメインの牛かつ。ここで私は反省したいです。メニューの写真を見れば、かつの断面はとってもレアな状態なので、熱々な状態で出てくるわけではないのは誰が見ても明らか。だけど愚かな私の頭の中では『かつ=揚げたて熱々』という安易な考えがあり、1切れ目を口に入れた時に『ぬるい!』って思っちゃったんですよね。本当に私のバカ!そうすると、冒頭に書いたように私の舌は十分に美味しさを伝達してくれない。あっ、間違えないで下さいね。美味しくなかったわけじゃないんです。思い込みと味覚にズレがありすぎて、あれれ~って状態になってしまったんです。すべて私の思い込みの強さが失敗の始まり。なので、3分の2くらいを食べ終わるまで、ぼんやりした味しか感じられず、今思い返すともったいなくて仕方がない。残り3分の1くらいになって、やっと少し味を感じるようになりました。遅いってば~。で、その残り少ない量でも一番美味しかったのは、わさびと油塩をのっけてクルッと巻いたかつをお醤油につけて食べるパターンでした。
十六穀米、たっぷりお茶碗に入っていました。ちょっと硬めの炊き方は私の好み。お米と穀物の甘みがある、美味しいご飯でした。
スープは牛だしのやさしいお味。わかめと牛肉が具として入っていましたよ。
反省はしたけれど、きっとつけ麺と同じように、私にとって牛かつは美味しさをパーフェクトに理解できない食べ物のリストに入ったなぁ。これはあおなさんの牛かつだけではなく、世の中に存在する牛かつすべてに対してですからね。あ~、何で冷めてるトンカツは平気なのに、作りたてでも牛かつの美味しさが分からないのかなぁ~。人生、損してる気がする。