A Pocket Full of Smile

気まぐれに何か楽しいこと、美味しいもの、素敵な場所などを書いてみようかな

クラリタ ダ マリッティマのランチを食べました

2014-11-30 01:31:00 | グルメ
かれこれ知り合ってから四半世紀のお友だち夫婦がランチに誘ってくれました。だんなさんと奥さん共に四半世紀のお付き合いなので、気兼ねなく過ごせるのも私にはとっても嬉しく、そしていつも彼女たちが選んでくれるお店が、とっても素敵なのです。

今日はちょっと足を伸ばして、江ノ島までお出かけしました。藤沢から江ノ電に乗って行ったんだけど、江ノ電に乗ること自体があまりないので、すっかり旅気分。あいにくお店に向かう時は雨が降っていたけれど、そんなの関係ないくらい気分はウキウキでした。

今回選んでもらったお店は『クラリタ ダ マリッティマ』さん。お店の入口は木の扉だけれど、その横は大きなガラス窓になっていて、何とそこからは目の前を走る江ノ電が見える、何とも素敵なロケーションにあるイタリアンのお店。こじんまりとしているけれど、テーブル間のスペースが十分取ってあって、ゆったりと食事を楽しめる雰囲気も心地良かったです。

ランチメニューは2種類。前菜+パスタ+デザート&カフェ、または前菜+パスタ+メイン+デザート&カフェ。お友だちオススメのメイン付きをいただきました。

お昼間からシチリアオレンジのシャンパンカクテルで乾杯、からの前菜。


秋刀魚のクロスティーニ、地野菜の温かいスープ、そしてパルマ産の生ハムと地野菜のサラダです。

秋刀魚のクロスティーニはカリッカリにトーストしたバゲットに、ペースト状にした秋刀魚がたっぷり。風味は秋刀魚だけれど、塩焼きで食べる秋刀魚とは別物のお味。秋刀魚とパンの組み合わせを食べるのは初めてだったけど、合うもんですね。

スープは熱々。見た目からはクリーミーな味を想像していたけれど、想像よりもお野菜の味がしっかりとしていて、濃厚なのにサラッといただけました。お野菜の栄養がたっぷり詰まっている感じで、これも美味しい。

生ハムは24カ月熟成されたもの。そのせいかまろやかな塩味で、バルサミコ酢ドレッシングの葉物野菜との組み合わせがしっくり。もう前菜から大満足で、この後のお料理はどんなものかと期待感がぐんぐん上がる私でした。

パスタは5種類あって、その中から3人で2種類を選んで良いとのこと。悩んだ末、まずは蕪のスパゲッティ アラビアータ。


もちもちの手打ち生パスタにピリッとした辛みが効いたアラビアータソース、そこにやさしい味だけれど存在感のある蕪。間違いないおいしさ。フォカッチャでお皿に残ったソースもしっかりいただきました。

そして2品目のパスタは、江の島産しらすのスパゲッティ カルボナーラ。


私、普段はあまり好んでカルボナーラは食べないんです。こってりしすぎていて胃にもたれるし、途中で味にも飽きちゃうから。でもでも、ここのカルボナーラはもっと食べたいって思いました。極細だけれどこちらもモチモチのパスタに、こってりすぎないカルボナーラソース。生クリームもチーズも卵の黄身も入ってそうなのに、しらすの旨みがしっかり味わえるんだから、すごいです。カルボナーラに対するイメージが変わりましたよ。こちらもフォカッチャと黒ゴマのパンにソースを付けて、きれいにいただきました!

そしてメイン。3種類あったので、それぞれ違うものを選びました。私が選んだのは、やまゆり牛頬肉の赤ワイン煮込み いろいろな茸のリゾット添え。


この頬肉、ナイフがいらないくらい、とろとろに煮込まれているのに、牛肉ならではのおいしさはちゃんと残ってる。赤ワインの味もしっかりするのに、牛肉のおいしい味は負けてないんです。さらにキノコがいっぱい入ったリゾットも美味。赤ワインソースがたっぷりかかっているのに、キノコの味が口の中いっぱいに広がるんです。どうしてキノコって、こんなにおいしいんでしょ。

これはお友だちの奥さんの方が選んだ、やまゆりポークの香草グリル 地野菜の素焼き添え 香草風味のアンチョビオイルソース。


このポークもすっごくおいしかったです。表面がカリッとソテーされていて、中はとってもジューシー。香草の香りが食欲をそそる一品でした。

そしてだんなさんが選んだ・・・と言うより、レディーファーストで私たちに先に選ばせてくれたので、一番あっさり系になってしまったのですが、腰越産イシナギのオーブン焼きと地野菜の蒸し煮 柚子風味。


イシナギって初めて聞いた名前だし、もちろん初めて口にしたんですが、しっかりとした食感の白身魚。何より味がしっかりしているのにビックリでした。勝手に私の頭の中では、白身魚=味がぼんやりって方程式が出来上がってたんですが、噛むほどに濃い旨みがにじみ出てきておいしかったです。

最後はデザート。こちらもみんな違うのを選びました。メニュー名がデザートはあやふやなんですが、私が選んだのは、リンゴチップのミルフィーユ ラムレーズンのジェラート添え(みたいな名前)。


お店の人の「1枚1枚はがさずに、上からざくっと割って食べて下さい」という説明通りに、大胆にフォークでざっくり切って食べました。これ、相当おいしかったです!元々大好きなリンゴチップスに、ラムレーズンフレーバーのジェラートがサンドイッチ。パリッとしたリンゴチップスと、ラムの豊潤な香りをたっぷり含んだレーズン入りのジェラートの組み合わせは最高でした。

こちらは奥さんチョイスのナッツのジェラートを忍ばせたモンテビアンコ。


見た目はモンブランだけど、中がジェラートっていうのが面白いですよね。これがまた、本当においしいモンブランでした。生クリームじゃなくて、ジェラートとの組み合わせだから、お腹いっぱいお料理をいただいた後でもペロッと平らげることができるんでしょうね。

最後はだんなさんチョイスのクラッシックチョコレートケーキ ローズマリーのジェラート添え。


ローズマリーのジェラートって初めて食べたけど、ハーブの爽やかさが新鮮!チョコとハーブって合うから、これまた素敵なデザートでした。

すっかり満腹で写真を取り損ねたけど、3人揃ってカプチーノと一緒にこれらのデザートを楽しみました。女性陣はハートの、だんなさんのは葉っぱのラテアートになっていて、そういうささやかな心配りもうれしいお店でした。

そして、なんとこんな素敵なランチを実はお友だち夫婦がごちそうしてくれたというサプライズ付きでした。私って、本当に周りの人にいつも甘えてばっかり。本当にいろいろな面で、みんなに良くしていただいているなって、実感している今日この頃。いつかみんなに恩返ししなきゃね。

お店に入る前は雨降りだったけど、お店を出る頃にはすっかり雨も上がって、江の島を見ながらのお散歩も楽しめた素敵な休日でした。



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ビアードパパのメロンパンシュークリームと鳴門金時焼きいもシュー

2014-11-28 23:53:43 | グルメ
お店の前を通ると、いつもおいしい匂いが『おいで、おいで』をしてくる『ビアードパパ』。なかなかその誘惑を振り払うのが難しいお店のひとつ。

でも、今回はお友達からメロンパンシュークリームがおいしいという話を聞いたので、誘惑をされる前に積極的に買いに行って来ました!

お友達からのアドバイス通り、メロンパンシュークリームを2個買いに行くつもりだったんですが、お店の前にある看板を見たら、もうひとつ魅力的なシュークリームが目に飛び込んできました。それが鳴門金時焼きいもシュー。両方とも期間限定だったので、もちろんこちらもお買い上げ~。




まずはメロンパンシュークリーム


こんなシュークリームの皮は見たことないよー。メロンパンより少し焼き色が濃いけれど、見た目は小ぶりのメロンパン!シュークリームなのに、カリッカリ。

そして半分に割ると、メロンの香りがふわっとします。


色は普通のカスタードクリームの色なんだけど、味はまろやかなメロン!2個買う方がいいって言われた理由が分かる、分かる~。だって、おいしいメロンの味がするんだもん。

そして、鳴門金時焼きいもシュー


このシュークリームの皮は定番のパイシュークリームと同じなのかな。で、メロンパンシュークリームのクリームが、見た目は普通のカスタードクリームだけどメロン風味だったもので、てっきりこの焼きいもシューも同じ感じかと思って、ざっくり手で割ってみると・・・


違う~、何かが混ざってる~!お芋と相性の良い黒ゴマと、お芋の皮っぽいものがちらほら。こういう小さなサプライズ、好きです。

それに、こっちも美味しかった!さつまいもの優しい甘さとカスタードクリームの組み合わせは、緑茶と一緒にいただくのも良い感じ。

今回もごちそうさまでした!
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おりじなる大福 御菓子処 養老軒の大福(続き)

2014-11-26 22:28:56 | グルメ
この間はふるーつ大福しか食べていなかったけれど、もちろんあの後、生いちご大福と塩まめ大福をいただきました。

まずは生いちご大福。


これもふるーつ大福同様、ふわっふわのお餅の中にふわっふわのホイップクリームと大きないちご、そして遠慮がちに小豆が入っています。大福って言うと、和菓子の代表選手のひとつだけれど、ここのフルーツが入った大福は洋菓子寄りの和菓子って感じ。見た目の薄いピンク色もかわいいし、あまりのやわらかさに、あかちゃんのほっぺを触るみたいに、指でつんつんしたくなります。

そんな見た目のかわいい生いちご大福と対照的で、包みを開けてびっくりだったのが極-塩まめ大福。


こんなに真っ黒なお餅、初めて見たよー。どうやら竹炭を練りこんであるみたいです。この塩まめ大福のお餅はフルーツが入った大福よりもしっかりとした食感で、黒豆が混ぜ込んであります。藻塩もお餅に練りこんであるそうで、その塩気と粒あんの上品な甘さのバランスがちょうど良い。これぞまさしく『いい塩梅』ってお味です。

ふるーつ大福も生いちご大福もすごくおいしかったけれど、私が一番気に入ったのは塩まめ大福かな。ふわっふわ食感のお餅はおもしろいけれど、何度も食べたいって思うのは塩まめ大福。黒い色にはびっくりしたけど、定番に近いものが一番安心感があるってことかなぁ。
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別所温泉 上松屋旅館に泊まりました

2014-11-24 22:44:32 | 旅行
この連休はアルケミストのライブと、両親の誕生日祝いを兼ねて、長野県に行ってきました。

アルケミストのライブが上田市であったので、長野県在住の両親にも一度見て欲しく、約70キロほど離れたところから上田市まで出て来てもらいました。母親は音楽好きなので絶対喜んでもらえると信じていたけれど、父親は演歌とか軍歌しか聴かないような人で、しかも何かにつけて『待つ』ということが嫌いな人。だから心のどこかでちょっとドキドキしていたけれど、結果としてそんな心配は無用でした。ちゃんとCDを買う行列に並んだ母親の順番が回ってくるまで待ち、「みなさんにわしからも挨拶するんや!」と張り切ってましたからね。さらに後で「彼らをちゃんと応援してあげたらええ。」とまで言ってくれましたよ~。お父さん、ありがとー!

そんなご機嫌の両親を誕生日のお祝い代わりに連れて行ったのが、別所温泉にある『上松屋旅館』さん。連れて行ったと言っても私は運転ができないので、現地までは父親の車に乗っけて行ってもらったんですけどね。

普通、温泉とかだとお部屋にお茶菓子が用意されていたりするのですが、ここはチェックインをしてお部屋に案内されるまでの間、ロビー横に案内され、温かいおしぼり、お抹茶、そしてお茶菓子を出して下さいました。


席からは旅館の入口にある柿の木が見え、すぐ横にはNHKドラマ(番組名は忘れたけれど)の放映を記念した日本刀が飾ってありました。




お部屋に案内していただいてから夕食までの間に時間があったので、早速お風呂へ。私たちの到着が少し遅かったので、ちょうどほとんどのお客様は夕食を食べ始めていらっしゃったのか、女性用のお風呂は貸し切りでした!大浴場も露天風呂も、八角風呂と名付けられた樽風呂も一人占め。そんなに大きなお風呂ではないけれど、源泉かけ流しの温泉を満喫しました。お湯は少し硫黄の香りがする、サラッとした透明のお湯。あったまりました!

夕食は部屋食。両親がお肉好きなので、信州産黒毛和牛料理三品付会席にしてもらいました。


豪華~!おしながきをもらってくるのを忘れたし、写真も撮り忘れたものがあるけれど、結構な品数の夕食でした。

食前酒が巨峰酒で、前菜は野沢菜チーズ、ぎんなん、鯵の南蛮漬け、上田産青大根、焼き栗など。


大根は味噌を付けて、いただきました。

先椀は真田丸のお吸い物。


以前、焼肉屋さんでも食べたことがある、信州の地鶏の真田丸。旨みが濃くって、本当においしい鶏肉です。お団子1個でも、存在感ありでした。

先付けは胡桃豆腐のゼリーかけ。


胡桃のカリカリした食感がおもしろいお豆腐でした。そう言えば、上田辺りは胡桃が有名なんですよね。

そしてサラダのように見えるのは、和牛の生春巻き。


和牛のコクと一緒に巻いてあった野菜の甘さがマッチした、フレッシュな一品でした。

それからお塩で食べる信州産牛の炙り寿司。


酢飯と牛肉の組み合わせは、見た目よりもあっさりとしていて、お塩で食べるのが大正解。お醤油だと牛肉の風味がここまで味わえなかっただろうな。

煮物は治部煮。


お醤油ではなく、おだしの味がしっかりお野菜や鶏肉に染み込んでいて、安心のお味。

温物は信州産黒毛和牛のしゃぶしゃぶ。


このお肉の下にお豆腐、水菜、おネギ、えのきだけなどのお野菜がかくれんぼ。しゃぶしゃぶしたお肉やお野菜はポン酢に付けていただきました。お肉は柔らかいだけでなく、味がしっかりとしていて、おいしい!

そしてこの後に写真を撮り忘れたお料理が・・・同じく信州産黒毛和牛の陶板焼き。厚めにカットされた牛肉を山椒味噌に付けていただいたのですが、お肉が本当に柔らかくてジューシー!一緒に焼いたエリンギも大きくて、ボリューム満点でした。

さらに蒸し物として、蒸した白身のお魚をあんかけにしたもの。止椀としておみそ汁、ご飯はコシヒカリ、香の物には長野県ならではの野沢菜漬けとシソ大根。

両親も若くないし、こんなにたくさんのお料理を食べきることは無理なんじゃないかと思っていたけれど、「おいしい、おいしい」と完食。

最後にデザートとして出てきたアップルスノーという、リンゴ風味のヨーグルトのようなスイーツまでペロッと平らげてました。


こんなに食べたのに、翌朝の朝食も親子3人、しっかりといただきました。




お部屋も大きかったし、何より両親が大喜びしてくれたので、大奮発した甲斐があったなぁ。大好きな音楽を聴いて、温泉に入って、おいしいものをたくさん食べて、私自身も大満足。素敵な連休のスタートが切れたし、そのおかげで連休中の毎日が楽しかったです。
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白鳥十郎そば本舗の辛み大根おろし肉そばを食べました

2014-11-20 01:04:13 | グルメ
急にまた山形で食べたものに戻ってしまいます。この時系列のごちゃごちゃ感、今の私の頭の中のよう

といやさんでお昼に冷たい肉そばを食べた日は、いつ雨が降ってもおかしくないようなお天気でした。そんな中、降ったら降ったで仕方がないと、宿で自転車を借りて町を散策。

途中、通りかかった河北中央公園は静かだけれど、紅葉が始まっていて、なかなかきれいでした。






この後も無料のこじんまりとした動物園に行って、馬や羊に餌をあげたり、最上川の近くで曇ってはいるものの夕陽を拝めたりできたのですが、夕陽が見れたと思ったのが合図になったように大雨が降ってきました。宿から自転車で15分ちょっと離れた場所まで走っていたので、急いで戻ったものの完全に濡れねずみ。宿のスタッフさんにも「大丈夫ですか?」と真面目に心配されちゃいました。

そんなわけで、夜ごはんの選択肢が狭まりました。とにかく宿から徒歩で行ける範囲がすべてだったのですが、そもそもそんなにご飯処がなくって・・・。1軒、人気がありそうな別の肉そば屋さんがあったので目指したものの、売り切れでこれまた閉店。

それで仕方なく・・・なんて言うと怒られちゃうけど、ちょっと入るのに勇気がいるお店に入りました。だって、道路沿いの看板に『宇宙商事』なんていう怪しげな会社名がっ!


たぶん、その宇宙商事と関係ありそうなお店が『白鳥十郎そば本舗』でした。

入ってみると、先客はひとり。そして、店内は食堂とスナックの中間みたいな不思議な雰囲気でした。でも入ってしまいましたからね、腹をくくって注文しましたよ。

お昼も冷たい肉そばを食べたけれど、この状況なら、味の食べ比べをしてみようと冷たい『辛み大根おろし肉そば』にしてみました。


冷たい肉そばに大根おろしがドーンとのっています。辛み大根なんてメニューに書いてあったので、辛い大根おろしかと思って覚悟をしながら食べたんだけど、何のことはない全然辛くない大根おろしでした。ちょっと肩すかしを食った感じです。

お味の方ですが、といやさんの肉そばより少ししょっぱめ。といやさんの方がだしの味がしっかりしてたかな。もしかすると、といやさんでの肉そばが人生初の肉そばだったので、印象が強すぎたのかもしれないけれど、個人的な意見としては、といやさんの肉そばの方が好きかな。

けど、白鳥十郎そば本舗さんの肉そばがおいしくないわけではないんですよ。それに私が入った後には地元の家族連れのお客様がいらっしゃったし、同じ敷地内に新店舗の建設も進んでいたので、決して人気のないお店ではないと思います。特に宇宙っぽいものが店内に飾ってあったわけでもないし、私が勝手に怪しいイメージを抱きすぎちゃいました。下手に先入観って持っちゃダメだね~。
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