つくばマラソン走ったよ

今年はフルマラソンを始めよう、と勝田マラソンに参加し制限時間オーバーで失格となり、かすみがうらマラソンで台風のような暴風雨に苦しめられながらも制限時間ぎりぎりでゴール。そして、満を持して申し込んだつくばマラソン。ところが、今回は練習で30キロ走ができていないわ、山登りもしていないわで、練習メニュー不足は否めない。先月初旬に松島でハーフマラソンを走ったけれど、間が開きすぎるので、もう1度20キロ走はしたけれど・・・不安が残る。平日の練習は、亀ランナーなりにもスピードを意識。キロ5分台には届いたり届かなかったり。 そうこうしているうちにあっという間に11月20日のつくばマラソン当日。大会会場の近くが職場なので、10キロの部に参加する先輩たちと職場に集合してから会場へ歩いて向かう。近くとはいえ、会場の筑波大学は広大である。距離にして3キロ。ちょうどいいウォーミングアップ。それにしても、天気予報の予想よりも寒い。霧が出ていて、空気が冷たい。半袖と腕カバーにするか長袖インナーを着るか迷ったけれど、長袖インナーを着てきて良かった。 ウィダーインゼリーをふたつ飲み干し、どら焼きをひとつ食べ、スタート地点に立つ。ウェーブスタートという、時間差スタートで、私はもちろん一番遅いＨブロック。トップから始まって20分遅れでスタートするのである。その分制限時間も20分後となるわけで、ロスタイムが減り、助かるシステムだ。さて、この大会の制限時間は5時間50分。帰ってこれるかなぁ？ 9時20分、Ｈブロック号砲。寒いせいか、スタートしたばかりなのに、いきなりトイレに行きたい。いや、ちゃんとスタート前にトイレ済ませたんですよ。2キロ地点に仮設トイレがあったけれど、列ができてる。ここはあきらめよう。 筑波大学構内を出て、平塚線を西大通方面へ。ボランティアさんが給水の準備をしていた。復路の36キロ地点となる給水所だそう。そこにボランティアで参加しているＪさんがいたので声をかける(^^)/ 西大通りを北上。そして東大通りとぶつかって国道408号をさらに北上。いつも毎日車で走る道のど真ん中を自分の足で駆け抜ける。テンション上がるわー！ クリーンセンターを左折して、しばらく走る。先ほどから思うことはひとつ。 トイレに行きたい。 今日は意外と寒いの。それに朝はトイレが近いの。みんな、同じと見えて、どこの仮設トイレも長蛇の列。並んでみたけれど列がほとんど進まないのであきらめてコースに戻るの繰り返し。 まだガマンはできる。しばらくトイレのことは忘れよう。そして、そこを走る貴方、もしやガンダムに出演していらっしゃるシャア大佐！（のコスプレのお方）がんばれーっと声をかけたら、笑顔でお礼が返ってきた。 沿道にはブラスバンドや、ダンスのパフォーマンス、お手製のメッセージ入り看板を掲げて応援してくれる方々。フルーツや野菜の豊富なつくばらしく、ブルーベリーやおみかん、ミニトマトにきゅうり、温かいお味噌汁！お汁粉！いろいろなお振舞い。ありがたや・・・ そしてつくばマラソン名物の、意味不明なコメント入りキロ表示。読んでみたいけど、ランナーさん多数のためなかなか近寄れず。 22キロ地点。やっと空いてるトイレ発見！自分を開放！体が一気に軽くなった。 27キロ地点。ＴＸの高架下をくぐる。私ほんとにクリーンセンターからここまで走ったんだ・・・今までは勝田やかすみがうらで土地勘がなくて自分がどこにいるのか全くわかっていなかったから。 けれどここにきてペースダウン。太ももはすでにパンパンカチカチ、足の裏がまた豆ができているな、痛くて痛くてしょうがないんだけど、肩もすごく凝っていて、姿勢を保っている胴体も疲れた。沿道によってストレッチはこまめにする。 そこへきて沿道の声援がまたいちだんと華やかに。ちっちゃい子が、じゃがりこどうじょ～って差し出してくれて鼻血でそーなくらいかわいい！風船をいっぱい体中に巻き付けたランナーさんが、風船をぎっちぎっち言わせながら走っとる！ 30キロ地点。さっき私は今回30キロ走の練習をしなかったといったが、安心するがいい。いま30キロ走った。もう歩いてもよくね？とそこへ、沿道の方が、私たちに向かって「ここから先は気力だけだー！！」と叫んでいる。そうだ、本当に気力だけだ。貴方、間違いなくランナーさんですね。 そういえば、たかたかさんが４５キロウォーキングしたときにマラソンよりも歩くほうが辛かったっておっしゃっていたっけ。もしや、歩くほうが疲れるのではなかろうか？スピードを落として良いから、もうゆっくりでいいから走り続けてみようよ、わたし。周りのランナーさん、ほとんどウォーカーさんになっているけど、そのスピードと変わらないくらいの速度で走り続ける。うん、意外と大丈夫！ 36キロ地点。Ｊさんのいる給水所へ。しばしおしゃべり。Ｊさんのご主人のＭさんもいた。 38キロ地点、筑波大学構内へ。帰ってきたよぉ～！しかし、地味に筑波大内のコースが長い。そして、41キロ地点にトドメの急な登坂。ゆっくりペースを崩さず、走りのぼる。東和ロードレースに松島マラソンで坂に散々いじめられたから、こんなん平気（号泣）ここ一番と沿道の方々の声援が力強い。 ここを上って下れば本当にゴールはもうすぐ。スタート地点を過ぎ、グラウンドに入り、、、 5時間26分０７秒。ゴールイン。 ゲートをくぐったとたん涙がボロボロあふれてきて嗚咽が止まらなくなった。あたし、完走したよ。完歩じゃないよ。 ポカリを配っていた学生ボランティアさんドン引き(;´∀｀)そこへ、いつも職場に来る保険のお姉さんとばったり（ゴール地点ボランティアに参加されていた）。泣き顔見られて恥ずかしーけど抱き合って喜んだ！増田明美さんもいらして、握手してもらったー！ そして、帰りの徒歩3キロが非常につらかったのでありました。翌日どころか二日たっても筋肉痛絶好調さ(+o+)