〜かたることばが歌になる風になる〜

音楽ボランティアそのニ

ボランティアの二日前、ほそみっちゃんから「夏風邪」のようだと。
以前にもこのような症状でまったく声が出なくなり、一ヶ月ほどずっと喋らず、歌わずの療養に専念して何とか声が出るようになったとか。

ありゃ〜〜どうしたものか、同級生と相談して急遽私のピアノを中心に、ホームのお年寄りたちに歌ってもらう歌を増やすと計画変更となった。

私のピアノソロはそのまま。もう一曲クラシックを何か増やせという。でもきちんと弾けるのはノクターンだけ。じゃぁ「エリーゼのために」でというので何とかなるだろうとこれに決定。

映画音楽は他に何かというので「禁じられた遊び」予備に「聖者の行進」
「禁じられた遊び」は、私も含めて私たちから上の世代なら、戦争孤児になってしまうあどけない女の子の切ない映画のお話と、流れてくるギターのメロディーを覚えている人は多いと思う。
前日急遽、右手に書かれているギターのメロディーのアルペジョの練習に専念。
「聖者の行進」は以前ライオンズクラブの集まりで弾いたことがあった。

ほそみっちゃんと二人でお揃いのワイドパンツと思っていたが、1人なので黒いレーシーなアンクル丈のスカートと、10年近くご一緒した先輩と初めてピアノ連弾でコンサートに出た時の赤いブラウス。同級生の「華やかな方が良い」の提案でこの衣装にした。

写真に写っているボトムスは黒のワイドパンツだが。


お年寄りの皆さんに歌ってもらう時は、彼女がこれまで訪問した時に作った、大きな模造紙に墨で書いた歌詞表を使うので「赤とんぼ」「小さい秋みつけた」「川の流れのように」「上を向いてあるこう」など。
ただしほとんどはみなさんの音域に合わせて低い調にしてほしいとか。
いくら簡単でも私は即興で器用に移調はできないので、前日の夜PCで移調の譜面も作成した。
エンディングは予定通り「青い山脈」これもほそみっちゃんと1ヶ月ほど練習してきたんだけど・・・

急な変更でおおわらわだったが、簡単な譜面の歌ばかりだったこともあり、ベテランの彼女の司会進行に助けられてホームの皆さんも飽きることなく、「禁じられた遊び」「虹のかなたに」では、男性の方の鼻歌も聞こえ、一応曲選びは成功したようだった。

入所者の方たちは80代、90代としては比較的お元気でとても明るい。
こちらからの呼びかけにびっくりするほど大きい声で返事をしてくれて、反応もしっかりされていた。
自宅の隣に住む86歳の母親がオーバーラップする。そして自分もいつか通る道を想像して、息子たちに世話をかけないようにと、自分の健康維持のための努力をしなきゃと再度思い直して、同級生との1時間ほどのボランティアを終えた。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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