後輩のヴァイオリンの先生のところの発表会のアナウンスを頼まれて、今日の午後数時間アナウンサーをやってきた。
私も、大学卒業後何十年かピアノの生徒さんたちの発表会を実行してきているので、始まりから順を追ってのアナウンスは素人だがそれなりにできるが、本番の30分前にプログラムを渡されて、生徒さんの珍しい名前や、中国の人らしい名前の読み方だけを教えてもらった以外は、ほとんど直前に自分なりに考えて原稿にしたものの、最初は少し自分でも硬さがあったが徐々にリラックスしていった。小さな生徒さんから、終演近くには、今はヴァイオリンの先生にもなっている、後輩のかつてのお弟子さんたちと後輩との弦楽五重奏や、恒例の全員参加の合奏など、中々充実した聞き応えあるプログラムで終わった。
私は、明日から4日間ぶっ通しで、27日に本番の「オペラカルメン」の第1幕の「ハバネラ」の合唱の練習が入っている。先週金曜日には、ホセ役の外国の歌い手ほか数名と、狭い部屋ではあったがちょっとした動きのある演技も入った「合わせ」をしてきた。
有名な俳優さんたちが、芝居の立ち稽古をしているところをテレビで放映されることがあるが、そういうものがどれだけ大変なものかを想像してしまったが、これまたハマると楽しいものだというのも知った。
後輩の発表会後の打ち上げの参加も断って、夕方急いで帰ろうと、隣町の役場に隣接する市民ホールの駐車場を出てすぐの道路で、私は車の自損事故をやってしまった。誰もよその人を巻き込まなかったのが幸いだった。
今日出がけに、車のナビでホールへの経路を確認しようとしたがナビの反応が鈍い。パソコンの動きが重い時と似ていた。事前にタブレットでも確認していたのでホールへは難なく着いた。
魔がさすというのはこういう時なのか。駐車場を出てすぐナビで「自宅に帰る」を選択しても「データを確認しています」のメッセージから動かない。
以前、長岡京のホールから帰る時にナビが動かなかった悪夢がよみがえる。
数秒ナビに気を取られている時に「ガンガン」という車の左前の前輪の、体に響く衝撃音で驚いて車を停めた。舗道の植え込み横のコンクリートに乗り上げそうにぶつけたようだ。慌てて降りて前輪を見ると、ホイールがほんの少しずれている程度だがタイヤは破れてパンクしている。こんな自損事故は初めて。
こういうことって、経験している人はわかると思うが、一瞬にしてなんとも嫌な暗〜い気分になる。すぐ保険をやっている三男に電話して、ロードサービスのフリーダイヤルを教えてもらい、レッカー車にきてもらった。
休日でもあったので、レッカー車が来るまで車を停めていた道路は、人通りも車の往来もほんとに少なくて助かった。また自宅から歩いてすぐのところにスーパーオートバックスがあるので、混雑して時間がかかったタイヤ交換時も自宅に一旦帰宅できた。これぐらいで済んだことを不幸中の幸いと思うことにした。「気をつけて引き締めなさい・要注意」ということなのだ。