隆先生の指導の日でした。
四季の歌4曲の中の、秋『中国地方の子守唄』と冬の『冬景色』
あまり歌われなくなったこれらの曲は、私たちには懐かしい作品です。
中国地方の子守唄は、 岡山県 の西南部に伝わる
民謡(子守唄)をもとに、 山田耕筰 が作曲(編曲)した楽曲だそうで
「花座」では芦田宏子氏の編曲で歌っています。
「赤とんぼ」と同じように、奉公にきた少女が子守をした時代背景の唄です。
※「中国地方の子守唄」
宮へ参った時 何というて拝むさ
いっしょ(一生)この子のまめなよに(健康でありますように)
※画像は他所からお借りしました
四季の歌の方の練習は久々なので、まだまだ課題は色々あるようです。
もう一つは
信長貴富さんの「植彩のアルバム」から
『クローバーの原っぱで』と『せいいっぱい』
「植彩」という言葉は、信長さんご自身が、楽譜の表開きの所に
花や樹々で彩られた空間をイメージして
「植栽」を捩って考えた<造語>だと書いておられます。
※『せいいっぱい』は以前にも掲載させて頂きました。前回よりは少し良くなったでしょうか,,,,,
『クローバーの原っぱで』 高橋順子詩 (高橋順子詩集 所収)
クローバーの原っぱで 風に吹かれていてもいい
それが楽しいことだったら
空が茜色になったら お酒を呑んでもいい
それが楽しいことだったら
恋人を五人つくってもいい
それが楽しいことだったら
猫に生まれ変わってもいい
それが楽しいことだったら
心をいれかえてもいい
それが楽しいことだったら
『せいいっぱい』 木島 始詩(『もりのうた』所収)
かたすみであれ 花が
ひかげであれ 花で
あるかぎりは
その咲きかたたるや
いのちを
せいいっぱい
あふれさせる
かたちだ
頭をたれていようと
下うつむいていようと
花が花ならば
しおれるときでさえ
匂いが
はりつめた
いのちがけの姿を
せいいっぱい
空中に
放っている