昨日はいつものコーラス花座の練習日でした。
いつもお昼12時頃に家を出ますが
直前に、めったにLINEは来ない長男から
と、いかにも簡単な(素っ気ない?)メールです。
これの前にやりとりしたのは9月の半ば頃。
九州に台風が近づいていて、長崎の平戸あたりの暴風のニュースを報じていて
近況確認兼ねてLINEしました。
単身赴任になってから2年ぐらいで、まだまだ帰阪はできないようで
お嫁ちゃんの知ちゃんや孫たちのことも気になります。
母親の私のことはよくわかっているので、滅多にメールは来ないけど
時々男の子特有なあっさりした連絡でも、母親としてはちょっと嬉しい。
「花座」のコンサートにも来てくれたことがあるので
練習再開を喜んでくれているようです。
さてオケラこと慶子さんとは、コーラスの練習後に
音が緩んでかなりひどいピアノで、連弾の合わせをやっています。
練習室のピアノは小型の古いMIKIのアップライトピアノで
ほそみっちゃんの関係の調律師さんに調律してもらっても
一向に改善しない気がするので、私がお世話になっている
KAWAI専属の調律師さんを紹介しました。
この方は「風」の後輩の潤ちゃんに紹介してもらった人ですが
職人さんのようにこだわって音を改善して下さって
我が家の、35年ほど弾いているC7(セミコンサートピアノサイズ)のピアノの
相当緩んだ音も締まりの良い音にしてくれるので、ダメ元でお願いしたら
いつも緩んでガチャガチャしていた音が、耳障りでない少しクリアな音に
改善されていました。
連弾曲は「ミッキーマウスマーチ」(YAMAHAミュージックの編曲版)と
スラブ舞曲集Op.72-2です。
ミッキーの方は彼女がプリモで、スラブ舞曲は私がプリモです。
右ページはプリモ、左ページはセカンド。
このスラブ舞曲は、Allegretto grazioso(アレグレット グラツィオーソ)の
少し早めのテンポで優美・優雅にという指示で
初っぱなのプリモは、オーケストラで言うならば、ヴァイオリンの
しなやかなボーイング(弦の上でしなやかに運弓・こする)で
メランコリックにおおらかに歌わせるようなイメージで弾き
セカンドパートは、弦楽器のピッチカートのようなニュアンスで弾くイメージです。
慶子さんもスラブ舞曲の方は、他の同級生と弾いたことがあるというので選んだけど
初コンビとしては、こういう種類の曲は中々思うようには表現できません。
プリモの私より、セカンドの慶子さんのパートの方が厄介で
ソロのメロディー(ミファミ♯レミ ファ~ミ レ~ドシラシ)の
揺れや抑揚を聴きながら、しかも邪魔にならない音量で
聞かすところは際立たせて、私の方の旋律に合わせてペダルを踏むという
先の記事に書いた合わせの難しいテクニックが必要な作品です。
彼女は、自分が連弾したいと言ったのに申し訳ないと言って
今度の日曜日に我が家に来て合わせたいと申し出てくれました。
私が彼女にプレッシャーをかけたようで
逆に私の方が申し訳ない気がします。
8年間ご一緒した先輩の時も、彼女の音楽教室の部屋へ私が車で通ったり
時々電車で先輩が来てくれたりと、そういう練習をしていたことが
とても懐かしいです。
年齢が大台に乗った私達ですが「昔取った杵柄」にならないように
「クリスマス会」でよりベストな演奏になるよう楽しんでいます。