今朝選挙に行った帰り、あちこちでやっと金木犀が満開になっていて
あの香りがそこはかと匂ってきて
関西にもようやくという秋が来たと実感しました。
関東の方達が9月半ばごろに
金木犀が早々咲いて枯れたと書かれている方が多く
我が家の金木犀の2本の木は蕾すらつく様子もなく
夏の剪定が悪かったのだろうかと
少し残念で気落ちしていました。
例年10月初め頃にポツポツと咲きだす金木犀ですが
今年は関東には約一月ほど遅れて、でもほぼ例年通りに咲いています。
今年は夏の名残が少なく、狭い日本といっても
酷暑から急にガラッと涼しくなった関東では金木犀が急に咲いたようで
その後、関西では徐々に徐々に温度が下がり、最近急に寒くなって
早朝はエアコンの暖房を入れることもあった矢先の金木犀の開花です。
いつもは目の前の保健センターなのに、今回の投票会場は地域の小学校になって
私も通った地元の小学校への、5、6分ほどの道を歩いていて目についた
よそ様のおうちのお花を撮らせて頂きました。
実家の庭ではいつも11月中頃に咲き出す、石蕗(つわぶき)の黄色が既に鮮やかです。
今日の午後、慶子さんが連弾の合わせで我が家に何十年ぶりかで来訪でした。
リストのピアノコンツェルトの合わせで
実家に泊まりがけで来てくれた、大学生の時以来の来訪です。
お茶の時間も入れて4時間ほどの滞在で
「ミッキーマウスマーチ」の合わせはまずまずでしたが
「スラブ舞曲作品72-2」にはかなり手こずっています。「ドゥムカ」という
チェコのスラブ地方の農民の哀歌に基づく民謡の要素が濃い感情表現のプリモと
一緒に動く弦のピツィカート風のセカンドの伴奏部分が
主旋律の揺れと「同じ気持ちで」一緒に動くところが中々難しいです。
12月19日「クリスマス会」本番に向けて、今週火曜日のコーラス練習後もまた
二人でひたすら気持ちを合わす練習です。
亡き後輩と弾いたスラブ舞曲2曲ですが、後半の哀愁ある「ドゥムカ」に基づく
舞曲を慶子さんと演奏します。
ドラマ鑑賞好きな私は、いつもドラマの筋書きに感情が揺さぶられますが
同時に、演じる役者さん側になって観ている事が多く、このことは
音楽の表現と似通っているような気がして、ついつい感情移入しています。
コーラスで歌うのもピアノを弾くのも、物語を演ずることと同じだと思うのです。