酸辣対決 「湯麺」 VS 「うどん」 VS 「飯」

最近は酸辣にハマッている。 　酸っぱ辛い味、深夜の路上にまき散らされた小間物状の容貌、あのトロトロの食感が何ともいい。そして、あまりハズレがない。だから毎週、どこかで食べている。 　そんなわけで、先週のランチは中華麺・うどん・ドンブリご飯による酸辣の対決となった。 　上は「青葉新館」の酸辣湯麺。９００円！ 　注文してから出てくるまで、結構時間がかかっている。作り置きのものをチャチャッと利用しているのではないのだろうね。 　具には豆腐、豚肉、ニンジン、タケノコ、キクラゲが参加。それらが酢と辛い香辛料などで絡められている。 　見るからにゲボ状であるが、ひと口食べてその良さに納得。 　ウマイ！ 　トッピングされた香菜がまたいい味を加えているのだ。う～ん、たまらん！ 　結局スープは、最後まで完飲してしまった。 　おかげで、この日は涼しかったのに大汗をかいた。ハンカチで汗を拭いていると、お店の方（女性ばかり）が優しく声をかけてくださった。 　『暑いでしょ。お水お持ちしましょうか？』 　「あっ、お願いします～～～～う」 　『どういたしまして』 　声をかけられて、さらに大汗が噴き出てきた 　いい感じです、ここのお姉さん。 　 　隣のテーブルで定食形式のランチを食べているお客さんに向かっても、 　『ご飯、大丈夫ですか～、足りてますかぁ』 　などと気配りをしてくれている。 　もちろん途中でお茶を注ぎに来てくれるし、帰りがけには『傘、大丈夫ですかぁ』との声かけも忘れない。 　レジの後ろには漢方らしき果実酒を作っているようだ。これは売り物ではなく自家用だとか。その上には薬膳、ハーブ関係の書籍がズラリ。 　これらから、この店の方々の雰囲気が改めて伝わってくる。 　 　「青葉新館」は、元町中華街駅から来ると真っ先に現れる中華料理店。たいていのお客さんはその先の中華集積地帯を目指して行くようだが、こことか、「栄楽園」とか、少しは覗いてもいいのではないかな。 　こちらは開港道にある「青木亭」の酸辣うどん。ミニおにぎり付きで８５０円！ 　具には豆腐、湯葉、豚肉、ニンジン、タケノコ、キクラゲが参加。香菜の代わりにミズナがトッピングされている。 　湯葉というところも和風をイメージしているのだろうか。 　辛味は山椒、唐辛子、生姜などで出しているとか。これはこれで、なかなか美味しかった。 　続いてご飯バージョン。“中華街初登場”を謳い文句に宣伝している「富筵」の酸辣飯だ。 　酸辣湯麺の麺をご飯に取り替えたやつと考えてください。日本にはさまざまな“ぶっ掛け飯”があるので、このような作り方はなかなか良いアイディアだと思う。 　しかし、麺だと７００円なのに、ご飯にすると８５０円と高くなるというのは解せない。麺は注文を受けてから茹でる手間がかかっているのに対し、ご飯はお櫃やジャーからドンブリに入れるだけなのだが… 　四川料理の店ということもあって、それなりに美味しかった… 　が、ここのお客詰め込み主義はいかがなものかな。 　他にテーブルが空いていても、１人客、２人客だと即、相席にする。多くの料理店で見受けるシーンであるが、テーブルがある程度以上の大きさがあれば、それはそれで構わない。 　しかし、極小の４人がけテーブルにアベックと相席というのは、 　いやだぁ！ 　たまたまタバコを吸わない人たちだったから被害はなかったが、これがチェーンスモーカーだったりしたら、たまらん。 　そんなことと関係あるのか、ないのか分からんが、カメラの調子がおかしくなった。ピントが合わなくなってしまったのだ。 　そうかといって、もう一度食べに行き撮影する気はないので、このまま掲載させていただきます。 　仕方なく、表の看板を撮ってみた。これでもまだピントが合わない。でも、なんとか雰囲気だけは伝えられるのではないかと思う。 　さて、３店３種類の酸辣対決であったが、結果はいかに。 　それは次回に発表します。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒