
天国にいちばん近い島は「ニューカレドニア」。
じゃあ、石川町駅にいちばん近い中華街のお店はどこ?
それは「天龍菜館」です。
先日、ここで宴会をしてきました。

善隣門から西門通りを石川町駅へ向かうと、だんだんお店が少なくなってきます。「天仁銘茶」から先は学校しかないので真っ暗です。
この角を右に曲がったところに「天龍菜館」はあります。

これが、そのお店です。

昼間の営業をしていたこともありましたが、今では夜だけのお店となっています。
しかもガレージを改造して造った構造上、トイレがありません。
でもご安心ください。すぐ近くに「山下町公共駐車場」があります。
決して店前の植え込みに立小便なんてしないでね。
どんな緊急状態でも、絶対に間に合う距離ですから。
右の写真は、ある日、ふらりと訪れたときのもの。だいたいお客さんはいません。
このときも、爺さんが一人で新聞を読んでいました。
誰かと相席になったことなんて、二,三度でしょうか。
それほど客の入りは少ないのです。
ここでビール大瓶(500円)と焼きそば(600円)で遅い夕食をとるのが好きです。
さて、先日、ここに10人が集まり宴会をやってきました。

春巻。食べやすい大きさなので、どんどん減っていきます。

ユリの花と鶏肉を煮込んだもの。

里芋と豚肉の煮込み。

黒酢を使った酢豚。野菜なしバージョン。

中華風ハンバーグ。ミカンの皮も使っています。

平打ちのそば。
食べきれないほどの分量でした。このうち、みんなに評判だったのは酢豚とハンバーグ。
もちろん、余った分は持ち帰りです。
人間を直感だけで2タイプにわける方法について、友人と話したことがあります。「初対面でその人の裸が浮かぶ人と浮かばない人」「キツネとタヌキ」などなど。私の中では、「天龍菜館での食事が楽しめる人と楽しめない人」という分類法が確立されています。自分が一緒にいて寛げるのは間違いなく前者です。
そうそう、この黒酢を使った酢豚、里芋と肉の煮込み、大好きです。店の雰囲気に似合わないハイカラなメロディーの流れる時計。フレンドリーな常連客。ご高齢にもかかわらず、懸命に料理を作り、運んでくれる店主。好き好き天龍菜館。がんばれ天龍菜館。