８月７日（土）少しだけ朝は過ごしやすかったか--。

また町の中は炎天下にある。
そんな中でも動物も鳥もこの暑い夏を乗り切るために工夫をしている。
それぞれに体が教える暑さ対策のようだ。
ここに２つを紹介します。

１つは市内循環バス、春日大社本殿前の木陰に休む鹿たちである。
暑さ厳しい日々の中、鹿たちも生きる智恵を出している。

市内循環バス停、春日大社本殿前で誰かが下車した。その間バスはしばらく停車、右側の車窓から鹿たちが木陰で休んでいる。
鹿たちも暑いのだ。
芝生は土の上、土からひんやりとしたものが伝わるのだろうか。
足を折って腹は土につけて休んでいる。
動物にも今夏の猛暑に生き延びる智恵を働かしているようだ。
写真は８月２日、午前１１時過ぎにバスの車窓から撮影。

そして鳩もそうだった。
８月６日、朝、１０時過ぎ市内循環バスでＪＲ奈良駅の前にしばらく停車した。
鳩が数羽、案内の立て看板の下に集っている。
１羽はそこから日向にでて羽を拡げていた。
残りの鳩は立て看板の陰に入って太陽熱から避けていた。
鳩も賢いと思わず心の中で呟いていた。
しかし写真は取れなかった。
後部座席に同じマンションの少し小うるさい隣人が乗車していたので撮影はやめた。想像して下さい。

今年の夏の鹿を写真で１枚紹介しておきます。

昨日は日本列島、１７９箇所が３０度以上の気温だったという。
昔のように扇風機と団扇では乗り切れない厳しい暑さの中にいる。
地球温暖化に対する問いかけなのだろうか。
灼熱化した日本列島に太陽は人間に何を訴えているのだろうか。
この暑さを乗り切るのも人間の智恵を試されているような気がする。
修練というのか。業というのか。
のべつなく照りつける太陽の炎天に悲鳴を上げそうだ。
それでもまだ人間は辛抱できるのだろうか。

先日、喫茶店の女子店員に「氷を抱きたい」と言ったら笑っていた。
酷暑についそんな言葉がでてしまう。