今日の土曜日、久しぶりの自宅である。

見たいテレビが見られる。韓国ＫＮテレビでは夕方４時半から「明成皇后」が２時間にわたって放映されている。ビデオが操作できない。韓国テレビのビデオができると日本のビデオができない。日本のビデオができきると韓国テレビが写らない。何度か韓国テレビの関係者にも日本の電化製品量販売店の人に見てもらってもこれは「韓国テレビに聞いて」「これは日本の電気屋さんに聞いて」というのでもう面倒になってビデオ取るのをやめた。
ビデオとってもたいてい忙しくて見られない。
夫は見られなかった洋画が取れないのでブウブウ怒っているが---。
そして夫がリモコンで何とかビデオを入力しょうと思って奈良テレビも京都テレビも入らなくなった。それで夏の間、阪神戦が見られなかったのでラジオで聞いていた。
それが先日、風呂場の換気扇を取り替えた時に工事していただいた青年に見てもらったら奈良テレビも京都テレビも綺麗に入るようになった。大阪テレビも綺麗な映像で入る。今年の阪神戦は少しでも試合が多くテレビで見られる。
もうすぐプロ野球の対戦が始まる。

来週からまた２週続けて土曜日は現場が入っている。４月になると忙しくなる。
行事もあるが話題記事や企画記事を追いかけていかなければならないがそれまでに彼岸の間は親の墓参りをしないといけない。暮れは寒くて寒くて風邪を引きそうでやめた。ようやく春めいてきたので行かなければならない。
夫は母親の人生に思うことがあるのか、かわいそうな人生だったという。母親が亡くなってからは墓参りを自分から言い出すようになった。父親が亡くなったときは私が行くのに電車でいったらとか文句言っていたが不便さを知って思い腰をあげてくれるようらになった。
父親に対してはそんなよい感情はないのだろう。わがままいっぱいで母親を苦労させたことが常にあるのだろう。私も父親に対してはいい感情はないが母親が昔子どものころに言ったことばが今は理解できる。
「お父さんがいるからこの家もしっかり持っている」ということが-----。もし母親だけだったら無学の母親は子どもの教育に対して真剣にしてくれただろうかと思う。節目節目は父親が教育の環境は見てくれていた。うっとおしい親父だった。本当にうっとおしいくて、くそ親父と思っていた。言葉に出して反発できなくて大学ノートに父親に対する思いや言葉を書いて心の中を吐露していた。
こんなノートも父親は見ていたのだろう。
「文章書くことはいい」ということもたまに言っていたが高校に入ると私の本棚を手早く目を通してそしらん顔をしていた。
北のイデオロギーに染まらないかいつも注意をしていたのだろうと今になって思う。雑誌を読んでいることでほっと安心していたが「本は読むように」といつも言っていた。本と言っても図書館は学校しかなく高校に入るともっぱら貸本屋だった。その貸本屋のお金に苦労した。どうして借りにいたのだろうか。そんなことも忘れてしまった。
1960年代の初め、なんであんなにお金がなかったのだろうか。いや母親は出し渋っていたのだろうか。まだまだ皆が貧しい時代だった。小遣いもろくにもらえない。こんな高校生活が嫌で勤めることにした。自分の物は自分で働いて買いたい。それでまた親は反対する。昼間の洋裁学校と編み物学校に行って家事をしてほしいという。家族の食事の支度をしてほしいという。
もうこれが嫌で嫌で自分で就職口を探して就職するとまた今度は母親は会社を辞めよ。やめよという。洋裁を習わないと嫁にいけないと母親はうだうだと言い出す。母親を納得させるために夜間の洋裁学校に通った。１年は休まずきっちり通ったが後の１年は休んだり行ったりとなまくらをした。編み物は事情で会社を退職して昼間家にいたので編み物に半年くらい通ったけれどまたこの田舎の町でこのままおりたくないという焦燥感に奪われていく。なにかも鈍くなってい感性に恐怖心にかられてまた就職口をみつけて会社勤めをした。
和文タイプの技術職だったので結婚するときに結婚する相手の家族たちは子どもができるまで働いたらということを何度も言ったが専業主婦になることを決めた。それは私の幼少体験がある。子どものころ共働きだった私の家は妹と２人姉妹だった。いつも冷たいご飯だった。釜にはいつもご飯はあった。おやつにさつまいものふかしたものがいつもあった。それでも冷たいご飯が嫌で私はカンテキに消し炭を入れて火を起こして味噌汁を温めてご飯にかけて食べていた。
自分の子どもにはこんなことは絶対にさせたくない。温かいご飯を食べる食卓にしたい。子どもが学校から帰ってくると母親のいる家庭にしたい。これが私なりの家族のあり方だった。それで専業主婦になって専業主婦を15年した。息子が中学生になって雑誌記者の仕事に縁があって仕事するようになったが息子の教育が第一で家族優先にした勤務体制にしてもらった。
親の墓参りの話から随分横道にそれた。
さてこれからゆっくり見たいテレビがあるのでテレビをみよう。