鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

暑い。猛暑。体も熱い。

2006-08-04 08:23:40 | 直言!

夫は野球を見ていたが阪神が負けているので気分を害してテレビのチャンネルを買えた。そしてその後、周りの人との話題のために亀田のボクシングを見ていた。試合開始をしてすぐにチャンピオンが勝つといっていた。
亀田の様子を見て「もうへとへとや」と何度も言っていた。
そして試合終盤になると「負けた」と言って判定を見ていた。
判定の結果に「これはあかん。八百長や」と叫んでいた。
相撲界の横綱が亀田を抱き上げているとまた夫は叫んでいた。
「なんでだきあげるのや。抱き上げて-----」とその後はここに書ききれない言葉を叫んでいた。
そして夫は言った。
「明日のスポーツ新聞、判定がおかしいと記事にでるはずや。それでなかったら日本のマスコミがおかしい」と言ってふとんの中に入ってしまった。
朝刊のスポーツ欄の記事で「やっぱりおかしかったやんや」と安堵していた。
亀田親子で必死にがんばっているのは誰もが認めている。しかしまだ10代である。
親の夢を子どもに託するのはわかるが言葉遣いに親の指導に懸念をする。
あの言葉が外国人に日本語の生活用語だと思われては困る。そして日本社会の言葉の乱れが全般に浸透し始めている。まわりは唖然としている。それなのにまたこんな乱れた言葉を青年たちが格好いいと思って使われては困る。
ボクシングの中だから「どんなもんじゃい」という言葉も許されるのだろうが、普通の若い人が使うと日本社会の恐怖を感じる。
普通は「どんなもですか」「どんなものでしょう」「どんなもん」とかやわらかいトーンで人に尋ねる言葉だから丁寧語から始まる。
「どんなもんじゃい」とは自己顕示欲だけででていて謙虚さが微塵も感じられない。
そして何年か前にボクシングで不愉快なことがあった。
たしか2000年だったのだろうか。内容は少し記憶が薄れてしまったが確か韓国の大統領が北朝鮮に訪問することだったのか。それとも他のことだったかもしれない。
編集委員の上司から大阪で有名な2人にコメントを要請してほしいと言ってきた。2人とも在日同胞で1人は○○賞を受賞した作家、1人は有名なボクシング選手だった。そのボクシング選手のジムに朝に電話するとか関係者は午後にくるという。そして午後に電話すると午後○○時にくるという。私はその通りにした。夕方そして電話をするとまた○○時という。その時間に電話をするとまだ来ていないという。私はこれで居留守を使われていることがわかって上司に連絡してコメントをあきらめた。コメントのことより私はその人の人間性に疑問を持った。それからテレビに出演をして格好いいコメントをしておられてもけっして私はほめてみていない。いつも斜めから構えてみている。けっして好きになれない。
そしてもう1人の作家は最初、家族が電話に出られてきちんと対応して下さった。家族の言われた時間に電話をすると本人が電話口にでられた。
こちらの突然の要請にもかかわらず丁寧に対応して下さった。
そのまえに受賞の際に何回かお会いしていて好感のもてる青年だったがこのコメント要請の対応で私が彼そして作品のファンになった。
同じ大阪の同胞である。
大阪の在日同胞は現在、民族団体に関係がなくイベントを行ってきている。それに応えるのが嫌なら関係者に「応えることができない」と一言で済むはずだった。
それができないという人間性に懸念をした。
今でもその人に関するポスターなど町の中でみると嫌な思いがよみがえってくる。
どんな嫌なことがあってもテレビなどで名の知られた人ほど頭をたれて謙虚にならなければならない。
亀田という若き青年、これから人生は長い。毎日ボクシングを暮していくことはない。日常の生活の中での暮らしがある。
周りは言葉使いで心を開くか開かないかにかかってくる。
フアンそして自分のことを大切に思うなら言葉遣いと礼儀をしっかり身につけてほしい。
今、お茶の間の人気のガッツ石松さんも並大抵ではない努力でここまでこられた。しかし決して言葉遣いは無謀ではない。礼儀もあるのだろう。
だから「OK牧場」とわけのわからない駄じゃれでも若者たちはそれをネタにしてまたお笑い芸をしている。
ボクシング界では強くなることも大事だがまず言葉使いと礼儀を学んでほしい。今後の人生に必ず役に立つ日があると私は考えている。


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