いや、夕べは巨人が負けた。

阪神戦で緊張していた巨人が阪神に勝って首位になった。
「緊張がとれて今日は巨人が横浜に負ける」という。
そしたらほんまに負けた。
夫は「この間に阪神は力つけなあかん。それが阪神は弱い。これというところで打たれへん」という。
昨日は何度も何度も私に携帯で阪神対横浜戦の結果を見て欲しいと言う。
８対3で横浜が勝っているが夫は「安心できない」という。
そしてパソコンの前に座ってインターネットで結果を検索した。
やっと終わって結果がでた。
そしたら夫は安心してグウグウ寝てしまった。

私の回りはマジックが点灯した巨人が憎い。
まだあきらめていない人もいる。
あきらめた人は「巨人が優勝や」という。

そして韓国では珍現象が起きている。日本ではいくら試合に興奮してもここまでしないモラルを持っている。
しかし韓国は民族性が熱い。その心意気に日本人はひけをとる。
昨日、釜山の社稷球場で行われたロッテ対サムスンの試合でロッテファンがレーザー光線で試合を妨害したと言う。
６回の裏で投球を妨害した。場内アナウンスで普段は聞きなれない言葉が流れた。「選手にレーザー光線を当てないで下さい」と。
そしてまた再びサムスンの守備の際にレーザー光線が放たれた。
宣銅烈監督は球審に抗議し試合が一時中断された。
しかしまた熱い民族性、ロッテファンのほとんどはレーザー光線を放ったフアンに「さっさと帰れ」と非紳士的な行為に否定的な態度を示したと言う。
―10月10日付・朝鮮日報の記事から―

阪神フアンは韓国のフアンに負けじ劣らず熱い。燃えている。甲子園の応援ぶりは日本全国で知られている熱い応援である。
しかしまさか違法までしない。
その証拠にすでにあきらめているフアンもいる。
しかし「あきらめてへん」と言う熱烈なフアンもいる。
阪神選手の高揚を信じている。
待つ心で信じている。
このコーナーを見た巨人フアンは怒るだろうが、財閥威力で集めたホームランバッターばかりの体質になぜか阪神フアンは心の底では違和感を持っている。
各球団の体質があるというがそれでも財閥威力で集めてくるホームランバッターには「一言意見をしたい」と言う人もいるだろう。
ご意見番が背後で「球団のやり方に何を文句言う」と、どすの聞いた声がする。どすの利いた言葉は耳に入らない。
しかし昨日は巨人が負けたので阪神が勝つかもしれないとまだワクワクしている

さあ。これから正念場、阪神選手、もう１度マジックを点灯してもらいたい。
フアンは口では「あきらめた」と言っているが心の中では「勝つかもしれない」と思っている。阪神が負けて阪神グッズが売れないという。
これはあかん。
なんとしても景気対策に寄与してもらいたい。

夕べ、巨人が負けたのでどこかで友人と祝杯をあげている阪神フアンの友人の携帯にメールしょうかと思ったら今度は私が巨人負けてほっとしたのか睡魔に襲われた。
「電車の中--」の原稿を途中にして床についた。
本も読まないですぐ眠りについた。