ディーノ君が久し振りに我が家に遊びに来てくれました。
私が保護した時からちょうど一年が経ちました・・・。
野犬生活が約2~3か月くらいだと思います。
住民の通報により、市の職員が数日掛かってやっと捕獲、
そして、私が保護する事になりました。
イタリアングレーハウンドという最も寒さに弱い犬種を、冬の寒い時期に山里にポイッ!っとしてしまった飼い主さん、
この子は勇敢でとても強い子です、
そして、とっても心の優しい子です。
何を食べて、何処で寒さを凌いで命を繋いでいたのか・・・、保護した時は全ての骨が浮き出た状態でギスギスでしたよ。
とにかく身体を正常な状態に戻す事と、あとは精神面のケアです。
もう棄てられたくない!! という思いからなのか、私の足元から離れることなく、始終付き纏われる生活でした。
もし、今あなたがこの子の前に現れて、この子自身の記憶が甦ったとしても、
決してあなたを責める事はしないと思います。
きっと、あなたのもとに駆け寄り、ペロペロと顔を舐め回すと思います。
ワンちゃんはそういう生き物なんです。
決して裏切らない、
愛情深く、そして精神性の高い生き物なんです。
だから、私たちは彼らを尊敬する気持ちを忘れてはいけないのです。
人間には無いものを沢山持っているから。
そして何よりも人間は彼らに生かされているから。