ソプラノ歌手 山田 由紀子 “歌に生き 愛に生き” 万物の命が共生・共存・共栄し調和する社会を目指して

動物福祉・環境保全・健康の為にエシカルヴィーガンライフを心掛けております。コンサートやイベント情報をご紹介しております。

KU-CHAN 1年経ちました・・・・

2012-07-08 | 日記

今日はくうちゃんの命日

皆さん・・・ゴメンナサイ、

1年経ち、やっと今、皆さんの前で告白出来る自分がいます。

くうちゃんの件は尻切れトンボになってしまい、多くの皆様にご心配をお掛けした事を深くお詫びいたします。

当時、私は半ば半狂乱でした。

ブログでくうちゃんに関する記事は全て削除し、現実を受け入れられない自分がいました。

そうです、『安楽死』しか方法がなくなってしまったのです。

2011年7月8日午後8時45分、永遠の眠りにつきました。

その直後、私はくうちゃんの世話をしながら携帯を片手に撮影していた写真を全て引き出しました。

当時は幸せになるくうちゃんのサクセスストーリーを想い描きながら写メを取り続けてたんですけどね・・・。

悲しみの中、数日間号泣しながら、

くうちゃんの本を作りました。

 

 

本当にこの本を作るの、辛かったな・・・、今でも思い出します。

この本も、今現在まで私の中で封印して来ました。

誰の目にも触れていません。

でも、私がこれを作った理由は、くうちゃんというドーベルマンが存在していた証を残したかったのです。

そして、この現実を決して忘れないためです。

 

全ての現実を赤裸々に綴りました。

くうちゃんは自分の歯が凶器だという事を知らずに小さい頃からずっと檻の中で育てられました。

他の犬とも触れ合うこともなく、勿論、人間の愛情も一切受けずに。。。

その小さすぎる檻から一歩も外に出る事も無く、光を浴びる事も無く、

長い年月もの排泄物もそのまま堆積した状態でした。

私達との散歩がどんなに嬉しかったことでしょう。

しかし、その時は恐怖の絶頂だったのか・・・

人間を噛み、致命的な傷を負わせてしまいました。

人を噛んだ犬は殺処分です。

くうちゃん亡き後も、医療費と慰謝料の問題が残り、

被害者の方には何度お詫びしても、噛まれた恐怖心は一生拭い去れることは無いでしょう。

当時は悪夢の日々でしたが・・・、

くうちゃん、本当にごめん、

あなたの事は一生忘れません、忘れる事は出来ません。

あの時は自分の無力さと不甲斐無さに絶望し、捨てられたワンコの世話をするなんて・・・・、そんな資格は無い!!

と思った自分がいました。

愛護団体からも身を引こうと決意した自分がいました。

でも、あれから1年経ち、また子犬の世話をし、里親さんを探す活動をしている自分がいます。

そして、今だったら、もしこのくうちゃんの本を読みたい人がいたら、どうぞ、って言えると思います。

長くなりましたので、今日はこの辺で・・・・、

くうちゃんを偲んで、もう一度本を開いてみようと思います。

 


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3 コメント

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悲しいですね… (Megu)
2012-07-09 09:51:03
こんにちは!
いつの間にか…くうちゃんの事がブログで語られなくなって、わんにゃんHPでも募集される事もなかったので、どうしたのかな~と思っていました(聞くのを忘れてしまったのは意図的なことではなかったのですが…)
あまりに悲しい事で、かける言葉もないです。
くうちゃん、今度生まれ変わったら幸せな一生を送るんだよ!
あなたにはその資格あるんだから…

そこから立ち上がって、また保護犬を預かろうとした山田さんに敬意を!
恵を始め、他の幸せになった山田さんのもとから旅立ったワンコ達&里親達も応援してますからね!
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くうちゃん (永峰由紀子)
2012-07-15 22:29:04
私が山田さんに初コメントをしたのは、確かくうちゃんのブログが余りにも衝撃だったからだと思います。
その後記事も削除されていたので、何か、もしや、と頭の中をよぎりましたが深く考えないでいました。苦渋の選択だったことでしょう、勇気ある山田さんの告白にまた衝撃を受けました。くうちゃんは、一時でも人の愛情を受ける事が出来ました、肉体は無くてもくうちゃんという存在を語り継がれる間はその人(わんちゃん)は死なない!その人(わんちゃん)は生き続けます。山田さんが撮り続けたこの一冊は正しく、くうちゃんというドーベルマンが存在していたという証として生き続けていきます。
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コメント有難うございます (由紀子さんへ)
2012-07-18 12:16:49
私を励ます為なのか・・、皆さんが仰って下さる言葉が、『一時でも人間の愛情を受ける事が出来た、くぅちゃんは感謝してるはず・・・』と。。。
何だかまた涙が出てきてしまいます。
賛否両論、色々なご意見を頂き、色々な人達に頭を下げ、思い悩み、崩れそうになっていた1年前から、今では堂々と真実を打ち明け、全てを受け入れられるようになった自分がいます。これはきっとくぅちゃんが空の上から見守っていてくれていると思えるからです。でも、初めの約束を果たせなかった事を恨んでるかも・・・。だからこそ、私はくぅちゃんの死を絶対に無駄にしないように、動物愛護の活動を続けるべきだと決意しました。辞めたら全てが終わってしまいます。くぅちゃんの記事を削除した事を後悔し、そして恥じ、今、徐々に再掲載するようにしてます。人間に何を言われても、大切なのはくぅちゃんの失われた命ですからね。
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