映画配給会社松竹から、2024・2025年のラインアップのお知らせをいただきました。大手会社は、こんな風に先まで予定を決めているのですね。で、その中にインド映画を発見! 原題は英語名で『Kill』、監督はニキル・ナーゲーシュ・バット、映画ではニキル・バット名で仕事をすることが多いようですが、インドではあまり知られていないものの、海外ではいろんな映画祭に出品された作品を作っていて、欧米での評価は高い人のようです。『Kill』は彼が手がけた作品のうちでは、TVシリーズの『The Gone Game』(2020)と共にIMDbでの評価が高い作品で、サスペンス、アクション、といったジャンルが得意な映画作家と言えそうです。
『Kill』は昨年のトロント国際映画祭(TIFF)に出品され、「Midnight Maddness」賞という観客が選ぶ賞で2位となり、インドでも話題となりました。主演のラクシャも監督と共に参加し、インタビューされた映像などがあります。
TIFF 2023 - "KILL" Red Carpet World Premiere
上の映像でも出てくるように、カラン・ジョーハルが製作に加わっている、というのでもインド国内でも話題になったものの、Wikiの項目が立っていないのは、国内未公開、ということからでしょうか。というわけで、使用言語が多分ヒンディー語だとは思うものの、はっきりしません。出演は、ラクシャのほか、『ストリートダンサー』(2020)にも出演しているラーガウ・ジュヤール(上に付けたインタビュー映像にも出ています)、ターニャ・マーニクタラーなど。ただ赤丸印注目は、アクション監督に韓国のオ・セヨンの名前があることで、もう1人、『WAR/ウォー!』のアクション監督パルヴェーズ・シャイクの名もあることから、期待は高まります。松竹の紹介文によると、「特殊部隊の最強軍人 VS 武装盗賊軍団! インドの寝台特急でバトルする、超絶ノンストップ・アクション!!」とのことで、楽しみですね。だいぶ先になりますが、期待して公開を待っていましょう。